生まれつき羽がない蝶、女性が行った手術のおかげで、ついに空を飛べるように
生まれつき羽が欠損している蝶に、新しい羽を与えた女性が注目されている。
自宅でオオカバマダラの手術を行う
その女性とはアメリカのテキサス州、The Woodlandsという町に住むRomy McCloskeyさん。
彼女はこれまでもオオカバマダラという蝶を育ててきたが、そのうちの1匹は羽が欠損した状態で生まれてきたそうだ。
そこでRomyさんは、自宅にあるものを使ってオオカバマダラの手術を実施。新しい羽を付けることに成功したという。
その結果、蝶はついに大空を飛べるようになったとされている。
死んだ仲間の蝶の羽を付ける
Romyさんが手術で使用したのは身近にあるものばかり。タオルやワイヤーハンガー、接着剤、つまようじ、綿棒、ハサミ、毛抜き、ベビーパウダーなどとされている。
そして先日死んだ蝶から得た、もう1つの羽を使って、生まれつき羽根のないオオカバマダラに慎重に取り付けていったという。その様子は彼女のフェイスブックでも紹介されている。
蝶の羽には痛みを感じる器官がない
実は彼女はプロのコスチュームデザイナーで、Faden Design Studiosを経営しており、針で刺しゅうする仕事も得意だとされている。
また彼女によれば、蝶の羽はちょうど人間と爪や髪の毛と同じで痛みを感じる器官がないため、鎮痛剤を与える必要はなかったという。
オオカバマダラは生まれてから2週間から長くて5カ月しか寿命がないと言われているが、再び飛べるようになり精一杯生きてくれるに違いない。(了)
※下の動画は、別の人物が蝶の羽を直す方法を説明したもの。
出典元:boredpanda:Woman Performs Surgery On Monarch Butterfly With Broken Wing, Next Day It Surprises Her In The Coolest Way(1/12)