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ワシントンD.C.でも桜が満開、しかし気候変動の影響も

ワシントンD.C.でも桜が満開、しかし気候変動の影響も
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アメリカの首都・ワシントンD.C.でも、すでに桜が見ごろを迎えているが、気候変動の影響もあるようだ。

 

昨年より6日早く満開

 

ウェザーニュースによれば、アメリカ国立公園局は3月17日に、桜が満開になったと発表し、ワシントンD.C.にある桜も見ごろを迎えたという。

 

国立公園局では花が70%開いた状態になった日を満開日としており、昨年に比べると6日早い満開となったそうだ。

 

ワシントンD.C.の桜の平均満開日は4月4日だが、これまでに最も早かったのは1990年の3月15日。今年は、これに次ぐ記録的な早さになるという。

 

海面上昇により伐採されることに

 

ワシントンD.C.でも3月中旬から20度を超える日が続いており、それにより満開が早まったと見られている。

 

しかし気候変動の影響で海面が上昇し、ワシントンD.C.でも、ウォーターフロントの景色を彩ってきた150本以上の桜を伐採せざるを得なくなっているそうだ。

 

実際、過去1世紀にわたってワシントンD.C.の海面は上昇し、アメリカ海洋大気局によると、1フィート(約30cm)以上も上昇したという。

 

またポトマック川に隣接する入江の「タイダル・ベイスン」を囲む護岸も、時間の経過と海面上昇により、被害が出ているそうだ。

 

その護岸の付近には桜も植えられており、護岸の沈下と海面上昇により潮が1日に2回も護岸を越えており、そこにある木々は伐採の対象になっているそうだ。

 

ワシントンD.C.にある数千本の桜は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄氏らにより、友好の象徴として贈られたという。(了)

 

出典元:ABC News:How climate change is affecting DC’s iconic cherry blossoms(3/21)

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