オーストラリア沖で、ロープに絡まったザトウクジラを救出【動画】

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先日、オーストラリアの沖合で、荒波と強風の中、動物保護団体がザトウクジラを救出した。
ザトウクジラが自力で泳ぎ去る
「シーワールド財団」によれば9 月11日、ニューサウスウェールズ州沖で遭難したクジラの通報を受け、現場に急行したという。
そこには尾に太いロープがきつく巻き付き、動きが制限され、危険な状態のザトウクジラがいたそうだ。
救助隊員たちは、強風と荒波に苦しみながらも、1時間強でロープをほどき、クジラを救出したという。
その後、ザトウクジラは自力で泳ぎ去ることができたそうだ。救助の様子がこちら。
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この時期はクジラが南下する
今回の救出劇は、暖かい海域の繁殖地を目指して北上したザトウクジラが、今度は南下して栄養分に富んだ南極近海へと戻る時期に起きたという。
ニューサウスウェールズ州沖では、ザトウクジラとミナミセミクジラが最もよく目撃されるが、シロナガスクジラやミンククジラ、マッコウクジラ、さらにはシャチも沿岸で時折、目にすることがあるそうだ。
目撃のピークは通常、晩冬から早春にかけてで、この時期には、最も多くのザトウクジラが海岸線を通過すると言われている。
ニューサウスウェールズ州の町、Byron BayやPort Stephens、Edenは、ホエールウォッチングの名所として知られ、オーストラリア全土および世界中から観光客が訪れるという。(了)
出典元:NYPost:Rescuers battle gale-force winds to save humpback whale caught in tangled fishing line(9/13)