マンタが助けを求めた?ダイバーに寄り添い、目に刺さった釣り針を抜いてもらう
オーストラリアで、ダイバーがマンタの目から釣り針を抜く場面が撮影され、注目を集めている。
3メートルもある大きなマンタ
その映像を撮影したのは、イギリス人の海洋生物学者であるMonty Halls氏。
彼は先日、フリーダイビングのグループの一員として、オーストラリア北西部にあるNingalooリーフを潜っていたという。
するとスノーケリング・ガイドのJake Wilton氏のもとへ、横幅が3メートルもあるマンタが接近。まるで自らの苦境を訴えかけるように寄り添い始めたそうだ。
Monty Hallsさんの投稿 2019年5月24日金曜日
Monty Hallsさんの投稿 2019年5月24日金曜日
「信用しているようだった」
実はそのマンタの右目には大きな釣り針が刺さって、埋め込まれており、ダイバーが近づいても逃げいていくことはなかったという。Wilton氏は次のように語っている。
「私はしばしば、このエリアでスノーケリングのガイドをしています。(そのためか)マンタはまるで私を認識し、救おうとする私を信用しているようでした」
「マンタはだんだん近づいてきました。その後、私に自分の目を見せるかのように、翻ったのです。私はその時、針を抜かなければならないと悟りました。さもなければマンタは大きな問題を抱えることになると思えたからです」
Monty Hallsさんの投稿 2019年5月24日金曜日
Monty Hallsさんの投稿 2019年5月24日金曜日
Monty Hallsさんの投稿 2019年5月24日金曜日
実際、動画の中のマンタも非常に静かに休んでおり、このためWilton氏もマンタの目から釣り針を優しく引き抜くことができたという。
Wilton氏は「信じられない行動」だったとして、マンタとの交流を語っており、相手が救おうとする自分を理解していたと信じている、と述べている。
その後、Wilton氏はさよならを告げるために、再び海へ潜ったが、その時マンタは同じ場所にとどまっており、彼を待っていたそうだ。(了)
Here's the video of that manta encounter off Ningaloo. Right up there with anything I've ever seen underwater – for all the negativity around our interactions with the marine environment, it was nice to see a group of people – and a tourist operator – get it exactly right.
Monty Hallsさんの投稿 2019年6月26日水曜日
出典元:The Telegraph:Extraordinary footage shows manta ray appealing to diver for help(7/12)
出典元:INDEPENDENT:Giant manta ray ‘begs snorkeler to help save her life in incredible encounter’(7/12)