米の気象レーダーがとらえたもの、実は巨大なトンボの群れだった!
アメリカで大量のトンボの群れが発生し、その様子がなんとレーダーにとらえられた。
3つの州の上空に広がる
米国立気象局によれば、トンボが速いペースで巨大な群れを作り、3つの州の上空に広がる様子が気象レーダーにとらえられたという。
3つの州とは、中西部にあるインディアナ州とオハイオ州、ペンシルベニア州。
この様子をレーダーがとらえたのは9月10日(現地時間)。その後、国立気象局はツイッターに映像を投稿した。それがこちら。
This is not rain being observed by the radars across IN/OH/PA today. Care to take a guess as to what is traversing the region? pic.twitter.com/yRbgPfHBuN
— NWS Cleveland (@NWSCLE) September 10, 2019
なぜ群れが巨大化するかは謎
国立気象局はツイッターでフォロワーに答える形で「私たちは生物学者ではないので、恐らくトンボや他の虫、鳥などが混じったものだろうと考えました」とツイートしている。
実はこのようにトンボが群れることは、昆虫学者にはよく知られている事実だという。ただしなぜ、このように巨大になるのか、理由は分かっていない。
この群れは、決められたエリアや地上に近い場所を繰り返し飛びながら、戦略的にエサを求めようとしているトンボから成り立っている可能性があるという。
またトンボはたいてい小さな虫の大群をとらえ、移住するために集まる群れは1億匹にも及び、しばしば上空15mから30m付近を一定方向に向かって飛び続けるそうだ。(修正:clouds:大群)
それにしてもレーダーで捕捉できるほどの数が集まるとは、驚きの事実と言えるだろう。(了)
出典元:ABC News:Swarms of dragonflies across 3 states are so large they’re showing up on radar(9/11)