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怖いもの知らずのパイロット、超音速ジェットのコックピットを開けたまま飛ぶ

怖いもの知らずのパイロット、超音速ジェットのコックピットを開けたまま飛ぶ
YouTube/Минобороны России

ロシア国防省が10月2日に公開したYouTube動画、その中にちょっと驚くシーンがある。最高速マッハ2(時速約2000km)の戦闘機が、コックピットをフルオープンにしたまま飛んでいる。

 

非常に珍しいシーン

 

問題のそのシーンは、1分32秒ある動画中のほんの3秒程度(開始後1分10秒あたり)。コックピット(操縦席)で操縦するパイロットはヘルメットと分厚いボマージャケットに身を包んでいるが、彼を覆うはずの風防ガラス(キャノピー)はない。

 

YouTube/Минобороны России
Wikipdia/Sukhoi Su-57

 

キャノピーは、上空で氷点下になる気温や、高速飛行中に前方から吹きつける強風、エンジンの轟音などからパイロットを守るためにある。それなしの状態で飛ぶことは通常ありえず、動画中のシーンは「非常に珍しいもの」と、海外の専門家も言っている。

 

ちなみに、このパイロットが操縦している戦闘機は、「スホーイ Su-57」というもの。高いステルス性とマッハ2の最高速度を持つロシアの新鋭機だ。動画撮影時の高度や飛行速度について、具体的な数字は公表されていない。

 

テスト飛行の一部か?

 

なぜキャノピーなしで飛んだのか? ロシア国防省はこれについても言及していないが、単なるパフォーマンスではなく、テストの一部だろうと海外の専門家は見ている。

 

戦闘機には射出座席が装備されており、非常時にはパイロットが座席ごと機外へ射ち出されるようになっているが、それがうまく作動しない場合を想定したテストのようだ。射出前にキャノピーが外れ、その後射出座席が作動しなければ、ちょうど動画中のシーンになる。

 

スホーイ Su-57戦闘機は2010年に最初のテスト飛行が行われたが、その後さまざまなトラブルに見舞われ、量産化できないままになっている。

 

最近では2019年7月に量産開始が発表されていたが、同年12月に訓練飛行中の事故があり、量産が見送られた。ハバロフスク地方の都市コムソモリスク・ナ・アムーレ付近で起こったこの事故で、同機は約8km上空から墜落した。(了)

 

出典元:UNILAD:Russian Su-57 Fighter Jet Pilot Flies Without Protective Shield(10/9)

出典元:MailOnline:Incredible moment daredevil pilot flies Russia’s new 1,300mph stealth fighter with no roof on the cockpit(10/11)

出典元:Wikipedia:Sukhoi Su-57

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