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南米沖の深海で3種類の新しい魚を発見、動画の撮影や1匹の捕獲に成功

南米沖の深海で3種類の新しい魚を発見、動画の撮影や1匹の捕獲に成功
Facebook/Newcastle University

太平洋の中でも最も深い地点の1つとされる海底で調査が行われ、新種の魚が発見された。

 

深さ7500mで3種類の新種を発見

 

調査が行なわれたのはペルーとチリの沖合に位置するアタカマ海溝(ペルー・チリ海溝)で、最深部は約8000mもあるとされている。

 

この場所で17カ国から集まった40名の研究者がチームを組み、カメラなど深海用の装備を使って調査。

 

その結果、7500mほどの深さの場所で、クサウオ(snailfish)の仲間と思われる3種類の新しい魚を発見したという。

 

現在、これらの魚はそれぞれ単に「ピンク・ブルー・パープル」の「クサウオ」と呼ばれているそうだ。

 

Newcastle University

 

この調査に加わったイギリス・Newcastle大学の研究者らは、リリースにおいて次のように述べている。

 

「これらの魚はクサウオ科の一部とされ、以前から受け止められていた深海魚のステレオタイプなイメージとは、一致していません。巨大な牙や威嚇するような骨格の代わりに、この魚たちは海の最も深い場所を移動し、小さく、半透明で、鱗が失われています。わずかな器官しか機能しない場所に生息しながら、高度に適応したのです」

 

暖かい水温では生きられない

 

研究者らは、これらの魚の映像を捉えたが、同時に罠に誘うことにより、1匹の捕獲に成功した。

 

またNewcastle大学のThomas Linley氏によれば、このクサウオは明らかに深海における食物連鎖の頂点に立つ捕食者で、スピードを駆使し、優位性を保っているという。

 

Newcastle University

 

また他の魚が到達できない深さで暮らしているため競争相手もいないが、暖かい水温の場所では生きられないそうだ。

 

「ゼラチン質の構造によって、彼らは究極の水圧の場所で完璧に適応しています。実際、彼らの体の中で最も硬い部分は耳の内側の骨で、そこはバランスを与え、そこから歯が伸びています。ただ高い水圧や冷たい水がない場所では、非常に脆く、海面に引き上げた時には急速に溶けてしまいます」

 

深海にはまだまだ未知の生物が多くいると言われているが、さらなる発見に期待したい。(了)

 

 

出典元:Newcastle University:New species discovered in the ultra deep(9/10)

出典元:NYPost:Bizarre new fish discovered in dark depths of Pacific Ocean(9/10)

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