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インドネシアで先日、巨大な竜巻が発生、多くの被害が出ている。

33人が負傷、建物も損傷

インドネシアの西ジャワ州にある町、Sumedangは2月21日、強力な竜巻に襲われたという。

インドネシア政府の関係者は「これまで記録されたことのない規模の竜巻に見舞われ、少なくとも33人が負傷し、複数の建物が損傷した」と伝えている。

SNSに投稿された動画にも、巨大な渦を巻いた竜巻が、建物を破壊し、無数の破片を舞い上げる様子が映っていた。

Debris could be seen flying through the air as a tornado in Indonesia’s West Java region tore roofs off buildings. Local officials say dozens of homes were destroyed. pic.twitter.com/n87SA4XBxE

— Al Jazeera English (@AJEnglish) February 22, 2024

これまでにない規模の竜巻

実はインドネシアでは、これまで「アンギン・プティング・ベリョン（angin puting beliung）」として知られる、小規模な竜巻のみしか記録されてこなかったという。

このため政府の研究機関「BRIN」の気象学者であるErma Yulihastin氏も、「この竜巻を再構築し、調査することになる」と述べている。

Sumedangの住人であるKay Tiaraさんは、風が近づいてきてパニックになったとし、次のように語っている。

「父はテラスに座っていましたが、突然プラスチックが回転しながら飛んできました。それから間もなく、強風が私の家の近くに来ました。すぐに家の屋根が飛ばされ、私たちは家の中に身を隠しました」

この竜巻では工場の屋根も飛ばされ、コンビニなどの店も被害を受けたとされている。（了）

出典元：REUTERS：Indonesia investigates after first large-scale tornado strikes(2/22)