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イギリスで、2頭のシカがボクシングのように争う、珍しい様子が撮影された。

後ろ足で立ち上がり、争い始める

この動画が撮られたのは先週のこと、場所はイングランドのレスターシャーにある「Bradgateパーク」とされている。

撮影したのは、この公園で2年間も働いている、レンジャー助手の女性、Cara Hewittさん（17）だ。

彼女によれば、オスのアカシカ（red deer）にエサを与えている時、突然1本角のオスジカが、後ろ足で立ち上がり、向かってきたという。

そしてもう1頭のシカも後ろ足で立ち上がり、4回もボクシングをするように争い続けたそうだ。

立ち上がるのは新しい角を守るため

シニア・レンジャーのMatthew Molesdaleさんによれば、このような行為は、他のオスに対し、優位性を示すために行われるという。

また後ろ足で立ち上がるのは、新しく成長したばかりの角を守るためだと考えられている。

ただもし、角が折れたとしても、すぐにまた新しい角が伸び始めるとか。実際、アカシカは動物界の中でも、最も急速に骨が成長するそうだ。

そして10月の繁殖期のシーズンに間に合うように、新しい角を生やすと言われている。

カンガルーがボクシングをして争う様子は目にするが、シカもこのような行動をとるとは、ちょっと意外かもしれない。（了）

出典元：BBC：Park ranger: ‘Boxing deer were a sight to behold’(3/17)

出典元：MailOnline：Stag fight! One-antlered challenger sees off park’s alpha male Dave the Deer in a dramatic boxing match(3/19)