【癒し】世界一のご長寿!独クレーフェルト動物園のナマケモノ「Jan」の平和な人生
4月30日、ドイツのクレーフェルト動物園で暮らしているナマケモノのヤン(Jan)が51回目の誕生日を迎えた。2020年の12月から「ヒトと共に暮らしている最も長寿なナマケモノ」としてギネスに登録されているご長寿さんだ。
ヒトと共に生きるヤンの人生
フタユビナマケモノのヤンがヒトと共に暮らし始めたのは、1970年12月のこと。野生からドイツのハンブルクにあるハーゲンベック動物園にやってきた当時、ヤンは生後6~12ヶ月ほどだったという。
1986年4月にクレーフェルト動物園の住民となったヤンは、しばらくの間ゾウガメと共に暮らしていたそうだ。1998年に熱帯雨林に近い環境を再現した建物が完成し、最初の住民として移住した。現在では、シロガオサキやコアリクイ、イグアナや様々な鳥類などとともに、建物内を自由に動き回りながら生活している。
ゆっくりと食事をとり、動き回るヤンの姿はこちらから見ることができる。
控えめながらも子だくさん
ヤンは恥ずかしがり屋で、撮影できるのは食事の時ぐらいだという。日中はバニラの葉の上で横たわり、夕方に動き出して食事に向かうそうだ。
ドイツ・クレーフェルト動物園で暮らしているナマケモノ”Jan”がドイツ時間の4月30日で51歳になります!そんな彼はなんと、世界イチ歳をとったナマケモノとしてギネスに認定されるそうです🤩おめでとうざいます!#ドイツ160選 pic.twitter.com/icSc29vNzs
— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) April 30, 2021
そんな彼だが、複数の女性との間に19回も子供を作っている。これはクレーフェルト動物園に移ってきてからの記録なので、もしかしたらもっと多いかもしれない。そのうちの1回は、世界最高齢のナマケモノに認定されてからだというから驚きだ。(了)
参考:クレーフェルト動物園「RAINFOREST HOUSE」
参考:ギネスワールドレコーズ「Oldest living sloth in captivity」