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米で最長の雷を観測、閃光の帯が760km以上にも広がる

米で最長の雷を観測、閃光の帯が760km以上にも広がる
Twitter/NOAA

一昨年、アメリカで最大の雷の帯が観測され、南米でも新たな雷の記録が塗り替えられた。

 

旧記録を上回った距離が長い閃光

 

世界気象機関(WMO)が1月31日に発表した内容によれば、2020年4月にテキサス州、ルイジアナ州、ミシシッピ州で、雷の1回の閃光が477.2 マイル(約768km)にも渡って伸びていたという。

 

これは、2018年に記録された440.6マイル(約709km)を上回り、最も距離が長い閃光として世界新記録になったそうだ。

 

当時の動画は2月1日、アメリカ海洋大気庁(NOAA)のツイッターアカウントに投稿されている。それがこちら。

 

南米では長時間の閃光

 

また南米のウルグアイとアルゼンチン北部でも、2020年に1回の稲妻が17.1秒続き、それまでの記録、16.7秒を越えた。

 

アリゾナ州立大学のRandall Cerveny氏によれば、通常雷は10マイル(約16km)以上には伸びず、1秒未満しか続かないという。

 

そしてウルグアイとアルゼンチン北部の雷ついて、「この2つの稲妻の記録は、まったく並外れたものです」と述べている。

 

またどちらの雷も、地上数千フィート上空の、雲と雲の間で発生したため、人間が危険な目には遭っていないそうだ。

 

Cerveny氏によれば、両地域はいわゆる「メガフラッシュ」を発生させるような激しい嵐が発生しやすい、世界でも数少ない場所であるという。

 

またこのような大きな閃光の発生は気候変動とは関係なく、新しい衛星追跡技術によって発見され、確認されたものだと言われている。(了)

 

出典元:ABC News:Longest lightning bolt record: 477 miles over 3 states(2/1)

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