スペインで5月として記録的な暑さ、平年より15℃も高い気温
スペインの多くの場所で、5月としては記録的な暑さとなり、警戒が呼び掛けられている。
多くの地域で警戒が呼び掛けられる
スペインでは、北アフリカからの高温で乾燥した空気の塊が押し寄せ、気温を平年より15度も押し上げ、40℃を超える地域も出ているという。
これは5月としては、ここ20年間で最も暑い気温とされ、5月20日にはスペインの大部分で警戒が呼び掛けられたそうだ。
国家気象局は、「異常で極端な」気温が土曜日にピークに達すると予想。同局のスポークスマンであるルベン・デル・カンポ氏も、「21世紀の5月の気温としては、おそらく最も高い部類に入るだろう」と述べている。
最低気温まで記録を更新
5月20日までに、すでにスペインのいくつかの地域で、気温の記録が更新されているという。
スペイン南部の都市・Jaénでは、気温が38.7℃まで上昇。季節平均を15度上回り、5月としては記録的な暑さとなったそうだ。
中部クエンカでは、最低気温が19.5℃となり、これまでの5月の最低気温を2℃上回ったとされている。
この気温は熱波とまでは言えないが、特異なのはその持続性で、夜間の気温が多くの場所で20℃を超えると予想されている。
気象局は5月20日に、この暑さのため4つの地域に警戒態勢を敷いたと発表した。(了)
出典元:ABC News:Parts of Spain on alert amid ‘extreme’ May temperatures(5/20)