スイスの動物園で、ガラパゴスゾウガメのアルビノの赤ちゃんが誕生
スイスの動物園で、珍しいアルビノのカメの赤ちゃんが生まれ、ちょっとした話題となっている。
2匹誕生し、1匹は白い体
その赤ちゃんが誕生したのは、スイス西部の町、セルヴィオンにある「トロピクアリウム」だ。
ここでは絶滅危惧種のカメを保護するプログラムの一環として、ガラパゴスゾウガメを飼育してきたという。
そして先日、2匹のゾウガメの赤ちゃんが誕生し、1匹は親と同じ黒い色をし、もう1匹は珍しく白い体をしていたそうだ。
RARE SIGHTING: A baby albino Galapagos Giant Tortoise made its debut at Switzerland’s Tropiquarium in Servion. https://t.co/sT1cmnM3zj pic.twitter.com/nlCttGZNON
— ABC News (@ABC) June 4, 2022
アルビノが誕生したのは世界で初
白い体をした赤ちゃんはアルビノで、2匹とも性別は未定だという。
動物園側は声明において「アルビノのガラパゴスゾウガメが誕生し、飼育されたのは世界で初めて。野生でアルビノの個体は観察されたことがない」と述べている。
体重100キロ以上の母親は2月11日に5つの卵を産み、アルビノの赤ちゃんは5月1日に孵化。もう1匹は、卵を孵卵器に入れ、2カ月半かけて5月5日に孵化したそうだ。
また父親の体重は約180kg、子ガメは出生時約50gで、手のひらに収まる大きさだという。
交尾したペアは30歳前後で、性成熟を迎えたばかり。しかし、この種の交尾の成功率は2〜3%程度に過ぎないと言われている。(了)
出典元:ABC net:A rare albino Galápagos giant tortoise has made its public debut at a Swiss zoo.(6/4)