【カリフォルニア州】観光客が出産直後のクジラに遭遇、赤ん坊の様子を撮影
アメリカで、ホエール・ウォッチングをしていた観光客が、出産したクジラに遭遇し、その様子が撮影された。
11mあるコククジラに遭遇
その動画が撮られたのは1月2日、場所はカリフォルニア州にあるDana岬の沖合だという。
当時、観光客らは、ホエール・ウォッチのサービスを提供する会社「Captain Dave’s Dolphin & Whale Safari」の船に乗っており、35フィート(約11m)あるメスのコククジラ(Pacific gray whale)に遭遇。
そのクジラは出産直後だったらしく、観光客の目の前には生まれたばかりの赤ん坊が泳いでいたそうだ。その様子がこちら。
最初はケガをしているのかと疑われた
この時、船長はスピーカーで観光客らに対し、次のように述べていたという。
「これ(出産)は、私たちにとっても初めてのことです。これが実際に起きているのを、私たちは今まで見たことはありません」
もっとも最初、船の乗組員はクジラを見た時に、ケガか、何かに絡まっているのかと心配したとか。というのも海には、大量の血が浮かんでいたからだ。
しかしその後、クジラが子供を出産していたことが判明し、人々の心配は純粋な喜びに変わったという。
クジラの母親が最初に行う仕事は、赤ちゃんを海面に浮かばせること。というのも赤ん坊は、海中で呼吸をしないことを知りながら生まれてくるからだ。
コククジラは、通常1年間の妊娠期間を経て、メキシコのバハ・カリフォルニア州の浅瀬で出産するという。
また北大西洋のエサ場から約5000マイル(約8000km)も泳ぎ続け、子供を育てるのに適した繁殖地へ移動し、そこで子供を産むそうだ。(了)
出典元:METRO:Moment whale gives birth in front of tour boat(1/4)