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海辺で拾った巨大二枚貝は年齢214才だった

海辺で拾った巨大二枚貝は年齢214才だった
Facebook/Gulf Specimen Marine Lab

年齢214才と考えられる約1.18kg(2.6ポンド)のホンビノスガイが、アメリカ·フロリダ州の海辺で見つかった。

 

クラムチャウダーにする貝を拾っていたところ

 

発見者のBlaine Parkerさんは、フロリダ州St. James Islandにあるビーチ、アリゲーター·ポイントで、クラムチャウダーにする貝を拾い集めていたという。

 

そこで見つけたのが、一際大きなホンビノスガイ(quahog clam)。この貝は北アメリカ大陸の大西洋側に分布しており、食用になるため日本にも移入されている。ちなみに日本では「本美之主貝」と漢字表記され、以前は大アサリ、白ハマグリ、オオハマグリといった呼称で市場に流通していたこともある(Wikipedia)。

 

Facebook/Gulf Specimen Marine Lab

 

Facebook/Gulf Specimen Marine Lab

 

Parkerさんは、見つけた巨大ホンビノスガイを、家族で食べてしまおうとしたそうだ。「みんなで、普通に、食べようとしたんです。けれどちょっと考えて、この貝はすごく特別な貝なのかもしれないと思いました。それで殺さずに、生かしておくことにしました」と地元メディアに話している。

 

縞の数から年齢を推定

 

Parkerさんが勤め先の水族館に貝を持って行き、専門の研究者に見せたところ、やはり特別な貝だとわかった。

 

まず大きさが並外れている。普通のホンビノスガイは大きくても重さ226g(0.5ポンド)程度、幅は11cm(4.3インチ)ほどだが、Parkerさんが見つけたものは重さ約1.18kg(2.6ポンド)、幅は約15cm(6インチ)にもなる。

 

また、木の年輪と同じように、貝殻の横縞を数えると年齢が分かるが、何と推定年齢214才。リンカーン大統領と同じ1809年に生まれたことになるので、Parkerさんはこの貝に「アブラクラム·リンカーン」という名を付けた。

 

ホンビノスガイは200年以上生きる場合があると知られている。アイスランドの海底で2007年に見つかった507才のホンビノスガイは、「最も長く生きた群生しない動物」としてギネス世界記録に認定されている。(了)

 

出典元:UPI:Quahog clam found off Florida coast believed to be 214 years old(2/27)
出典元:Tallahassee Democrat:Clam believed to be 200+ years old — named ‘Aber-clam Lincoln’ — found at Alligator Point(2/26)

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