ヨーロッパで最高齢のチンパンジー、58歳の誕生日を迎える
イギリスの動物園で飼育されているチンパンジーが、ついに58歳となった。
おいしいご馳走が用意される
そのチンパンジーとは、イングランド・レスターシャーのトゥイクロス動物園で暮らす、メスの「Coco」だ。
「Coco」はヨーロッパのチンパンジーの中でも最高齢とされ、先日58歳の誕生日を迎えたという。
そして4月2日には、「Coco」の誕生日を記念して、さまざまなおいしいご馳走が用意されたそうだ。
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1969年に来園、6頭の子供を出産
この動物園には、14頭のチンパンジーが飼育されており、そのうちの1頭である「Coco」は、1969年に動物園に連れてこられたという。
また「Coco」は重要な繁殖計画の一部として飼育され、これまでに6頭の子供を産み、その子供たち自身が19頭の子供を産んだそうだ。
また「Coco」は動物園の訪問者や、そこで働くすべての人に可愛がられているとか。
動物園の類人猿チームマネージャーであるアマンダ・アディソンさんは、次のように語っている。
「1969年の来園以来、Cocoは種にとって重要な大使であり、現在までに6人の子供、19人の孫、3人の曾孫を持つに至っています。私たちは、週末を通してCocoの58歳の誕生日を祝い、Cocoが好きなおいしいお菓子を用意して、他のチンパンジーの仲間たちと一緒に楽しんでいます」
チンパンジーは60歳代まで生きることができると言われているが、現在、野生では絶滅の危機に瀕しているという。(了)
出典元:BBC:Europe’s oldest chimp, Coco, reaches 58 years old(4/2)