カタルーニャでの独立を問う住民投票、警官隊が住民に暴力を振るい流血の事態に

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スペイン北東部のカタルーニャ州で独立の賛否を問う住民投票が行われたが、警官隊と市民との間で激しい衝突が起きた。

 

取り締まりで337名の住民がケガを負う

 

バルセロナを中心とするカタルーニャ州での住民投票は10月1日に行われたが、スペイン政府は投票自体が憲法に違反するとして、この動きを阻止しようと警察による取り締りを行ったという。

 

警官らは投票しようとする住民を排除したり、ゴム弾を発砲したりするなど実力行使に及んだとされている。またマドリードにある投票所では、警察により投票箱が没収されたそうだ。

 

この衝突により、多くの住民がケガをし、血を流す場面が複数のメディアでも捉えられ、その後カタルーニャ州政府は337名がケガをし、そのうち数人が重傷を負ったと発表した。

警告なしに警官が住民に暴力

 

当初、警察は実力行使をしないよう命令を受けていたと言われているが、いくつかの投票所では事態が急速に悪化し、秩序が崩壊していったとされている。

 

バルセロナの学校で投票をしようとしていた住人のDaniel Riano,さん(54)は取材に対し、次のように語っている。

 

「私たちは投票するため投票所の中で待っていました。しかし国家警察が押し入ろうとして実力行使を行ったのです。彼らは警棒を使い窓ガラスのドアを割り、全てを持っていきました。1人の警察官は引きずり出すため、妻の手を握っていた私にヘッドロックをかけてきたのです。信じられませんでした。彼らは何の警告もしなかったのです」

投票の結果、独立賛成が90%以上

 

また地元のリーダーであるCarles Puigdemont氏も、今回のスペイン当局の暴力行為を非難。取材に対し次のように語っている。

 

「不公正で統一の取れていない、無責任なスペイン政府の暴力は、今日投票を望むカタルーニャの人々の願いを挫くことに失敗しただけでなく、私たちが解決しなければならないあらゆる疑念を明らかにすることを助長したのです」

 

カタルーニャ州は独自の言語と文化を持ち、国内総生産の20%を占めるなど最大規模の経済を誇っていたため、長年独立に向けた運動が行われてきたが、2008年にリーマンショックが起きると独立の機運は一気に高まったという。

 

その背景には厳しい経済状況の中、国に納める税金に対してその恩恵を十分に受けていないといった不満などがあったとされている。

 

そして今回の住民投票では登録された534万人のうち42%が投票を行い、90%以上が独立に賛成するという結果になったそうだ。(了)

 

出典元:METRO:Spanish police drag away old lady trying to vote in Catalonia referendum(10/1)他

 

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