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アメリカでは6月27日に、大統領選挙のテレビ討論会が行われたが、バイデン氏に対する評価が低く、民主党の中でも議論が起きているという。

世論調査でトランプ氏が60％で勝利

ABC Newsによれば、テレビ討論会後の世論調査では、トランプ氏が明確な勝者になったという。

実際、トランプ氏のパフォーマンスが最も良かったと答えた人は60％であるのに対し、バイデン氏が良かったと答えたのは、わずか21％だったそうだ。

確かに討論会でのバイデン氏は、言葉もあまりはっきり発音しておらず、言い間違えなども目立ち、迫力に欠けていた。また討論会後、ステージから去る時も、妻のジル・バイデン氏に支えられていた。

「大統領選に出馬しないと発表すること」

民主党の議員の間でも、弱々しいバイデン氏の姿を見て、彼がこのまま民主党の大統領候補であり続けることがいいのか、議論が起きているという。

BBCなどは、「民主党内でパニックと混乱が起きており、バイデン氏が大統領選挙から離脱すべきかどうかの議論が交わされている」と報じている。

そして民主党を支持している有力紙「ニューヨーク・タイムズ」も、バイデン氏に大統領選から撤退するよう求めた。

「ニューヨーク・タイムズ」の論説委員会は、6月28日の記事において、次のように述べている。

「彼は2期目に何を達成するのかについて、説明するのに苦労していた。トランプ氏の挑発に対応するのに苦労していた。トランプ氏の嘘、失敗、恐ろしい計画について、責任を取らせることに苦労していた。何度も、文章を最後まで言い切ることに苦労していた。バイデン氏の今できる最大の務めは、再選を目指して大統領選挙に出馬しないと発表することだ。現状では（バイデン）大統領は、無謀な賭けに出ている。明確で説得力があり、精力的な代替案を提示するのに、もっと適した民主党指導者がいる」（了）

出典元：CNN：NYT Editorial Board calls for Biden to leave the 2024 presidential race(6/28)

出典元：ABC News：Who won the first Biden-Trump presidential debate?(6/29)

出典元：BBC：Can Biden be replaced as Democratic nominee? Not so easy(6/29)