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【エプスタイン事件】米議会がアンドリュー元王子に尋問に応じるよう要請

【エプスタイン事件】米議会がアンドリュー元王子に尋問に応じるよう要請
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アメリカ議会の下院監視委員会は、イギリスのアンドリュー元王子に対し、尋問に応じるよう要請した。

 

捜査への協力を求め、書簡を送る

 

性的人身取引で有罪となったジェフリー・エプスタイン元受刑者の事件を捜査している下院監視委員会は先日、イギリスの元王子、アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏に書簡を送ったという。

 

そして11月6日に公開された書簡の中で、下院監視委員会の民主党筆頭議員であるロバート・ガルシア下院議員は、国王チャールズ3世の弟であるウィンザー氏に対し、この事件の捜査への協力を要請したそうだ。

 

監視委員会はプレスリリースにおいて、「監視委員会は、マウントバッテン・ウィンザー氏による虐待疑惑を調査し、エプスタイン氏と長年にわたり築かれた友情に基づき、同氏の活動、ネットワーク、関係者に関する情報を求める」と述べた。

 

「我々の疑念をさらに強固にしている」

 

ウィンザー氏は、被害者の1人、故バージニア・ジュフリー氏からも性的暴行で告発されたが、本人は関与を強く否定。しかしその後、多額の金額を払い、裁判で和解したという。

 

今回、公開された書簡には、次のように書かれていたそうだ。

 

「エプスタイン氏とのあなたの友情は1999年に始まり、エプスタイン氏が2008年に未成年者を売春目的で調達した罪で有罪判決を受けた後も、あなたは親しい関係を保っていたと公表されています。あなたはエプスタイン氏と共に、ニューヨークの邸宅、バルモラルにある女王の邸宅、そして未成年者への虐待が行われた米領バージン諸島のエプスタイン氏の私有島を訪れたとも報じられています。エプスタイン氏とのこの親密な関係と、最近明らかになった2011年にエプスタイン氏に宛てた『私たちは共にこの状況にいる』というメールのやり取りは、あなたがエプスタイン氏とその共謀者による犯罪に関する貴重な情報を持っているのではないか、という我々の疑念をさらに強固なものにしています」

 

この書簡が公表される前、民主党のロー・カーナ議員は、ガーディアン紙に対し「アンドリューは監視委員会で証言台に立つべきだ。エプスタイン氏と共に女性や少女を虐待していたのは誰なのか、国民は知る権利がある」と述べていた。

 

しかし下院監視委員会には、元王子を召喚する権限はなく、議会自身も外国人に証言を強制することはできない。

 

また2020年にも、ニューヨーク南部地区の連邦検事がウィンザー氏の弁護士と連絡を取り、協力を要請したが、面会にも応じなかったという

 

公開された書簡には、委員会の13人の民主党議員が共同で署名しており、11月20日までにウィンザー氏に回答を求める、と記されているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:US House panel requests interview with Andrew in Jeffrey Epstein investigation(11/6)

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