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米国土安全保障省が、勝手に日本人アーティストの作品を使用

米国土安全保障省が、勝手に日本人アーティストの作品を使用
X_Secretary Kristi Noem

アメリカの国土安全保障省(DHS)は再び著作権を無視し、アーティストの作品を勝手に使用した。

 

永井博氏の作品を勝手に投稿

 

国土安全保障省(DHS)は12月31日、SNSの「X」に、「1億人の国外追放後のアメリカ」といった言葉と共に、ヤシの木とクラシックカーが並ぶ、ビーチのイラストを投稿した。

 

しかしこのイラストは、シティポップや幻想的な風景を描く、78歳の日本人グラフィックデザイナー、永井博氏の作品だった。

 

永井氏は、その後国土安全保障省の投稿を引用し、「アメリカ国土安全保障省に許可なく絵が使われています。どうしたものか」とコメントした。

 

全く反省なし

 

永井氏は、1950年代のアメリカ文化にインスパイアされた作品で広く知られており、青々としたヤシの木、穏やかな海、夕暮れの街並みなどを描いた作品が多いとされている。

 

イギリスのガーディアン紙は、この無断使用の件について問い合わせ、国土安全保障省(DHS)の広報担当者は、次のように述べたという。

 

「DHSは、職員がアメリカを再び安全にするために尽力する中、アメリカ国民に情報を提供し続けるため、あらゆる手段を講じていきます」

 

過去にも絵画や音楽を勝手に使用

 

しかし国土安全保障省は、これまでも移民の国外追放を推進するために、様々なアーティストの作品を、しばしば許可なく使用してきた。

 

昨年の7月にも、国土安全保障省は、アメリカの生活を牧歌的に描いたアメリカ人アーティスト、トーマス・キンケードの絵画を無断で使用。「祖国を守れ」というメッセージを添えて、「X」にこの画像を投稿したという。

 

その後、キンケード・ファミリー財団は、無許可であるとして投稿の削除を要請。また絵画の使用を非難する声明を発表し、次のように述べた。

 

「国土安全保障省(DHS)が引き続き行っている、嘆かわしい行為を強く非難します。多くの皆様と同様に、私たちもこの画像がDHSの理念と結びついた、分断と外国人ヘイトを助長するために使用されていることを深く憂慮しています。これは私たちの使命に反するものです」

 

また国土安全保障省は、TikTokなどの動画でも、勝手に音楽を使用。昨年11月には、22歳のフィリピン系アメリカ人歌手、オリビア・ロドリゴさんの曲を、不法移民に自主送還を促す動画で許可なく使用したという。

 

ロドリゴさんは、自身の音楽を勝手に使用した国土安全保障省を非難。「人種差別的で、憎悪に満ちたプロパガンダを促進するために、私の曲を決して利用しないでください」と投稿した。

 

その数週間後には、人気歌手のサブリナ・カーペンターさんも、自身の曲が移民捜査の動画に使用されたとして、ホワイトハウスを非難。「この動画は邪悪で忌まわしい。あなた方の非人道的な目的のために、私や私の音楽を決して利用しないでください」と返信したという。(了)

 

出典元:The Guardian:US homeland security condemned for using Japanese artist’s work without consent(1/3)

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