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ドイツ極右議員、新党立ち上げのためナチスのロゴを採用し物議に

ドイツ極右議員、新党立ち上げのためナチスのロゴを採用し物議に
Facebook / Aufbruch deutscher Patrioten

ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に所属する議員が新たな政党立ち上げのため党を去るも、新政党のロゴとしてオーストリアのナチスに使用されていたロゴを採用し、物議を醸している。

 

AfDが左翼寄りになりつつあるとして批判

 

新政党立ち上げのため、AfDを去ることを発表したのはAndré Poggenburg氏。

 

彼はドイツ北東部に位置する、ザクセン=アンハルト州における大物議員として知られていた。

 

Poggenburg氏は先週AfDを去ることをメールで伝えていたが、この中で彼はAfDが“左翼寄り”にシフトしてきているとして批判。

 

“残念ながら、ここ数週間から数カ月におけるAfD内で起きた変化により、AfDは私にとって真の政治活動の場ではなくなってしまった”としている。

 

新党のロゴにオーストリア・ナチスの秘密のシンボルを採用

 

Poggenburg氏が立ち上げる新政党は、その名も「Aufbruch der deutschen Patrioten(ドイツ愛国者の目覚め)」。

 

この立ち上げに伴い、Poggenburg氏は自身のソーシャルメディアにおけるプロフィールをも更新するが、これが物議に。

 

プロフィールに新たに掲載された新党のロゴにはドイツの国旗とヤグルマソウ(コーンフラワー)があしらわれていたが、ヤグルマソウは1930年代のオーストリアにおいて違法であったナチスの党員を見分けるため、秘密のシンボルとして使用されていたものだった。

 

 

ヤグルマソウは1800年代の終わりに、オーストリアの政治家Georg von Schönerer氏が彼の支持者に対してこれを身にまとうように推奨して以来、ナチスの勃興以前よりドイツにおいては愛国心を示すものとしてみなされているという。

 

またGeorg von Schönerer氏は反ユダヤ主義者としても名を馳せ、アドルフ・ヒトラーが影響を受けたことでも知られており、いずれにせよヤグルマソウに負のイメージが付きまとうことだけは確かだ。

 

これまでにも過激発言で物議を醸す

 

しかしPoggenburg氏が物議を醸すこととなったのは、今回が初めてのことではない。

 

同議員は多くの過激な発言で知られており、昨年にはドイツに暮らすトルコ系移民について“ラクダの商人”呼ばわり。

 

さらに“ラクダの商人は彼らが所属する地へと去るべきだ”と言い放ち、この発言が元でPoggenburg氏はザクセン=アンハルト州における議長の立場から退いていた。

 

AfD側は冷静な対応

 

一方、Poggenburg氏が語ったところによると、新党はAfDの路線から大きく離れたものにはならないとのこと。

 

しかし現在のAfDが“左翼寄りにシフト”しているとして、約2年前のAfDと同様の路線をとるとしている。

 

一方、Poggenburg氏のAfDからの離反に対し、AfD側は冷静な対応をみせている。

 

AfDの副党首を務めるGeorg Pazderski氏は、Poggenburg氏の離反についてコメント。

 

「Poggenburg氏の離反が東ドイツのAfDに影響を与えるとは考えていないし、AfDは問題ない。彼の離反は我々がドイツにおける唯一かつ真の保守党であるということを示すものであり、我々の保守路線に賛同しない人々は党を去ることが出来る」としている。

 

右翼政党であるAfDがドイツにおいて躍進をみせるこの頃。AfDより、さらに過激な主張を行うことになりそうなPoggenburg氏の新党の行方が気になるところだ。(了)

 

 

出典:CNN InternationalFar-right German politician starts a new party with a logo bearing a secret Nazi Symbol(1/11)

出典:The Guardian:New far-right German party adopts former secret Nazi symbol (1/11)

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