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フィンランドの若き女性首相、週4日労働、1日6時間制の導入を提案

フィンランドの若き女性首相、週4日労働、1日6時間制の導入を提案
EU2019.FI

フィンランドの若きリーダーが、以前国民の労働時間を短縮するよう大胆な提案を行っていたことが報じられている。

 

家族と過ごす時間を増やすため

 

そもそもフィンランドでは、現在の労働時間は、週5日、1日8時間になっている。

 

しかし新しく就任したSanna Marin首相(34)は昨年、週4日制で1日の労働時間を6時間にするよう提案を行っていたという。

 

一児の母親であるMarin首相は、労働者がもっと家族と過ごす時間を多くするための制度だとした上で、次のように語っていたそうだ。

 

「私は、人々が趣味や文化などの人生のさまざまな面や、家族や大切な人とより多くの時間を過ごすに価すると信じています。これは私たちのワーキングライフにとっての、次のステップなのです」

 

首相になる前から労働時間短縮を主張

 

この発言は昨年の8月のもの。当時Marin氏は運輸通信大臣を務めていたのだが、週4日制の案は、野党に「非現実的」だと批判されたという。

 

この提案は、成果を最大化するのに役立つAI技術の導入に賛成することで、週の労働時間を短縮させるというものだった。

 

ただ首相になって以来、Marin氏はこの案について言及していない。またこの目標が首相になった今も彼女の公約にとどまっているかは不明ののままだとか。

 

隣国のスウェーデンでは、2015年以来すでに1日6時間労働を導入しており、その結果労働者はより幸せや豊かさを感じ、生産性も向上しているそうだ。

 

Marin首相の以前の提案は、連立を組んでいる左翼同盟の党首で、現教育大臣のLi Andersson氏も歓迎しており、次のように述べていた。

 

「フィンランドの市民の労働時間を短くすることは、重要なことです。これは女性ならではの政策の問題ではなく、選挙民に支援を提供し、約束を守るという問題なのです」

 

実は日本マイクロソフトも昨年8月に、休日を週3日にする制度を試験的に導入。生産性が向上したとする結果が出ているという。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Finland to introduce a four-day working week and SIX-HOUR days under plans drawn up by 34-year-old prime minister Sanna Marin(1/6)

出典元:NEWEUROPE:Finnish PM Marin calls for 4-day-week and 6-hours working day in the country(1/2)

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