ホワイトハウス内で新型コロナの感染者が34人に、高官のメモで明らかに
アメリカのホワイトハウスで、スタッフやその接触者など、さらに多くの新型コロナウイルスの感染者が確認されたという。
感染者が34人、FEMAのメモ
この情報はABC Newsが入手したメモに書かれていたもので、そのメモは国土安全保障省の一部門「連邦緊急事態管理庁(FEMA)」の幹部らに配られていたとされている。
「FEMA」とは大災害に対応する政府機関だが、新型コロナウイルスなど公衆衛生の災害への全国的な対応にも責任を持っている組織だ。
そのメモの日付は10月7日になっており、そこにはさらに大統領の上級顧問の1人も感染したと書かれていたという。
またホワイトハウスのスタッフや関係者も含めると、34人も新型コロナウイルスの感染が確認されたと示されていたそうだ。
大統領がマスクを外す行為に懸念も
ABC Newsは以前、ホワイトハウスで感染した人数が合計で24人と報じていたが、今回のメモによりさらに感染者が増えたことになる。
ただし「FEMA」のメモでは、「他の接触者」が誰を示すのかは明確に示されていない。
新型コロナに感染したトランプ大統領はホワイトハウスに戻った時、さっそくマスクを外していたが、この行為はホワイトハウスにいるスタッフや施設作業員、シークレットサービスにリスクを及ぼすのではないかと懸念されていたという。
もっとも10月6日に広報責任者のアリサ・ファラー氏は、ホワイトハウスが感染の広がりを食い止めるために「予防策を講じている」と言っていたが、、10月7日にはやはり関係者がマスクなしで、近い距離で接している映像も撮影されている。(了)
出典元:ABC News:34 people connected to White House, more than previously known, infected by coronavirus: Internal FEMA memo(10/8)