【COP26】インドのモディ首相が距離を保たず挨拶、ハグされた国連事務総長も困惑
イギリスのスコットランドで「第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)」が開幕したが、そこでインドの首相のハグするシーンがちょっとした注目を浴びている。
グテーレス事務総長にハグ
インドのナレンドラ・モディ首相は10月31日、スコットランドのグラスゴーで開催されたCOP26の会合の出席。
初日に車から降りたモディ首相は、イギリスのボリス・ジョンソン首相に出迎えられ、やがて国連事務総長のグテーレス氏と会った。
その際、モディ首相はグテーレス事務総長とハグ。しかしまだイギリスでは新型コロナの感染拡大が続き、またパンデミック以来、多くの人がハグなどをしたがらない。
そのためモディ首相と事務総長との間に、一瞬気まずい雰囲気が流れたという。ただし、その後も3者は肩を組み、近くで話していた。
Aquesta fotografia del primer ministre indi, Narendra Modi, abocant-se al secretari general de l'ONU, Antonio Guterres, amb en Boris Johnson somrient al costat pot amb mi. L'autor és en Robert Perry. pic.twitter.com/m7xqJ2MceK
— Arnau Lleonart (@lleo_nart) November 1, 2021
Coming together for our planet!
PM @narendramodi received by UK PM @BorisJohnson and UN Secretary-General @antonioguterres at the Scottish Exhibition Centre to attend the World Leaders Summit of #COP26. pic.twitter.com/7N89LMoDYl
— MyGovIndia (@mygovindia) November 1, 2021
2070年までにネット・ゼロを目指す
各国の首脳は、イタリアのローマで開かれていたG20サミットに出席後、そのままスコットランドに飛び、COP26の会議に出席したという。
モディ首相はイギリスのジョンソン首相やルクセンブルクのグザビエ・ベッテル氏、カナダのジャスティン・トルドー首相と腕を組んでいる姿が撮影されていた。
またモディ首相は会合において、2070年までに温室効果ガスの排出量をネット・ゼロにすると発表。(ネット・ゼロとは、排出量から吸収量などを差し引いて実質ゼロにするというもの)
しかし議長国のイギリスは、2050年までの実質ゼロで国際合意を取り付けたいと考えており、中国やロシアも60年までの達成を主張していることから、協議は難航が予想されている。
会場の外では多くの人が待たされる
またCOP26の会場では、さまざまな混乱が起きたという。
ジャーナリストたちは会場へ入れず、寒い中で長い行列を作って待たなければならなかったそうだ。
また出席者が多く、数千人の参加者が気温9度の強風の中、外で90分以上も待たされた挙句、会議に参加できなかったため、不満を露わにし、主催者への怒りが噴出したともいわれている。(了)
出典元:MailOnline:Temperatures rising! Awkward moment India’s PM Narendra Modi gets a little TOO close for comfort as he gives UN Secretary General Antonio Guterres a big hug at COP26(11/1)