金正恩氏がエリザベス女王に祝電、在位70周年の記念に合わせ
北朝鮮の金正恩総書記が、即位70年(プラチナ・ジュビリー)を祝い、イギリスのエリザベス女王に祝電を送っていたことが明らかになった。
北朝鮮の外務省がサイトで明らかに
北朝鮮の外務省はウェブサイトにおいて、金総書記がエリザベス女王とイギリス国民に向けて祝福のメッセージを送ったことを明らかにしたという。
金総書記は「陛下の誕生を公式に記念する日に際し、あなたと貴国の人民に祝賀を送る」とメッセージを送ったそうだ。
イギリスでは6月2日からエリザベス女王の在位70年を記念し、さまざまな行事が始まっている。
これに合わせ、エリザベス女王のもとには世界各国の首脳や、セレブからお祝いのメッセージや手紙が届けられているが、イギリスのメデイアは金総書記の祝電について「最も予想外」なものだと伝えている。
両国は2000年に国交を樹立
実は、イギリスと北朝鮮は2000年に国交を樹立。北朝鮮はロンドンに、イギリスは平壌に大使館を持ち、それぞれ2003年と2001年に開設されたという。
しかし近年、金氏は核開発や人権問題をめぐる国際的な制裁を支持するイギリスを批判してきた。
また、オーストラリアが原子力潜水艦を取得するのを支援する米国主導の新しい同盟に、イギリスが参加していることについても非難しているそうだ。(了)
出典元:METRO:Kim Jong-un sends letter to Queen congratulating her Platinum Jubilee(6/2)