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【連邦議会乱入】ペンス副大統領が危うく捕まりそうに、暴徒との距離は30mだった

【連邦議会乱入】ペンス副大統領が危うく捕まりそうに、暴徒との距離は30mだった
flickr_Gage Skidmore

1月6日、アメリカのワシントンD.C.で議会乱入事件が起きたが、その際マイク・ペンス副大統領が危うい状況だったことが伝えられている。

 

「ペンスを吊るせ!」と叫ぶトランプ支持者

 

連邦議会乱入事件が起きる前、ペンス副大統領は上院の議会におり、選挙人の投票を確認し、ジョー・バイデン氏を次期大統領として認める作業に入っていたという。

 

しかしトランプ支持者たちは、そんなペンス副大統領を「裏切り者」とみなし、議事堂へ乱入後、「ペンスを吊るせ!」と叫び、彼を探し回っていたそうだ。

 

ペンス副大統領は、暴徒が乱入してきたことを知り、すぐに議場から避難。家族とともにオフィスへと逃げ込んだ。

 

しかしその時、暴徒となったトランプ支持者とペンス副大統領の距離は、わずか30m弱しか離れていなかったという。

 

警察官が支持者を別方向へ誘導

 

実際、ペンス副大統領が上院の議場から退避した後、トランプ支持者は約1分で2階部分まで到達していた。

 

しかしこの時、警察官のEugene Goodmanさんが逃げる振りをしながらも、トランプ支持者を議場の入口から引き離し、異なった方向へと誘い込んだそうだ。

 

 

そしてもし、この誘導がなく、トランプ支持者が僅かに早く議場の入口に到達していたら、彼らはペンス副大統領を視野に捉えていたかもしれない、と言われている。

 

この事件の後、Goodmanさんは「機転を利かせて、他の議員たちも守った」ことから、ヒーローとして讃えられたという。

 

後に民主党のEmanuel Cleaver下院議員は、次のように述べている。

 

「警官のグッドマン氏の迅速で決定的で英雄的な行動がなければ、先週の暴動の悲劇は、アメリカの歴史ではかつて見られなかったレベルにまで拡大した可能性があります。この(現在検討中の)名誉ある賞により、無数の命を救い、民主主義を擁護してくれたグッドマン氏に感謝の意を表すことができます」(了)

 

出典元:Business Insider:Pro-Trump rioters who stormed the Capitol came within seconds of seeing Pence and his family, report says(1/16)

参考:ABC News:Lawmakers introduce bill to honor officer who led Capitol rioters away from Senate(1/15)

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