フィンランドの公邸で撮影されたトップレスの女性の写真が浮上、マリン首相が謝罪
以前、フィンランドの公邸で胸元を露出した女性の写真が撮影されたとして、サンナ・マリン首相が謝罪した。
胸元を露出した2人の女性の写真
フィンランドのメディアに掲載された写真には、キスをしている2人の女性が写っていたという。
彼女らは上着を持ち上げて胸元を露出し、「Finland」と書かれたサインで胸を覆っていたそうだ。
マリン首相は8月23日、この写真が、7月8日から10日にかけて開催された音楽フェスティバルに参加した後、首相公邸の「ケサランタ」で撮影されたものであることを認めた。
その上で彼女は「この写真は適切ではなかったと思います。このような写真は撮られるべきではありませんでした」と記者団に語り、謝罪した。
写真がTikTokで公開される
この写真は最初、元ミス・フィンランドの出場者で、ソーシャルメディアのインフルエンサーでもある人物のTikTokのアカウントで公開されたという。
その人物は写真に写っている女性のうちの1人と考えられている。
フィンランド最大の新聞「Helsingin Sanomat」の23日の社説は、マリン首相が「コントロールできている」ようには見えず、彼女の私生活の写真や動画がさらに公開されてしまう可能性があると述べたそうだ。
首相を擁護する声も
先日、ダンス動画が流出してから、野党の議員から薬物検査を求められたマリン首相は、要求を受け入れた。そして検査の結果、陰性となり、あらゆる薬物も摂取していないことが証明されている。
また動画での彼女のダンスも、首相として不適切な行動だと批判する人がいる一方で、友人とプライベートなイベントを楽しむ彼女の権利を擁護する声もあるという。
社会民主党の国会議員団長であるアンッティ・リンドマン氏は、「友人とのプライベートなイベントで踊ることに、大きな問題は見当たらない」とメディアに語っている。
ただマリン首相は2021年12月に、新型コロナに感染した人と会っていたにもかかわらず、未明までナイトクラブで踊っていたことが明らかになり、批判にさらされたそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Finland’s PM, Sanna Marin, apologises for ‘inappropriate’ pictures at residence(8/24)