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アフガンで身体刑が復活か?タリバンがシャリア法の刑罰を導入するよう命令

アフガンで身体刑が復活か?タリバンがシャリア法の刑罰を導入するよう命令
Twitter/Bhavesh Singh

アフガニスタンで、タリバンの指導者が犯罪者に対し、厳しい身体刑を導入するよう、裁判官に命じたという。

 

凶悪犯をシャリア法で裁く

 

タリバンのスポークスマンは、強盗、誘拐、扇動などの犯罪は、イスラム教のシャリア法の解釈にしたがって罰せられなければならないと述べたという。

 

この方針は、タリバンの指導者ハイバトゥラ・アクンザーダ氏が決めたものとされ、同氏はアフガニスタンの裁判官に、厳しい刑罰を犯罪者に科すよう命じたそうだ。

 

この刑罰には、人々の前で、犯罪者の手足を切断する刑や、石打ちの刑も含まれると考えられている。

 

昨年、穏健な支配を約束するも…

 

1990年代に政権を握っていた時、タリバンは公開処刑を含むこうした厳しい刑罰で非難を浴びたという。

 

このため昨年、再びアフガニスタンを掌握した際には、より穏健な支配を約束。しかしそれ以来、過激なイスラム主義グループのタリバンは、着実に自由を取り締まるようになった。特に女性の権利は、現在も厳しく制限されている。

 

タリバンの最高指導者は、犯罪がシャリア法に違反している場合、裁判官はシャリア法に従って犯罪者を罰しなければならないと述べたそうだ。

 

タリバンのスポークスマンであるZabihullah Mujahid氏は13日、ハイバトゥラ・アクンザーダ氏が裁判官のグループに会った後、この「義務的な」命令を行った、とツイートしている。

 

もっとも、まだ具体的な罪と罰は、タリバンによって定義されていない。

 

しかしアフガニスタンのある宗教指導者はBBCに対し、シャリア法の下では、罰則には四肢切断、公開鞭打ち、石打ちが含まれる可能性があると述べている。(了)

 

出典元:BBC:Afghanistan: Taliban leader orders Sharia law punishments(11/14)

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