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ウクライナへ戦車の供与を渋るドイツに批判殺到

ウクライナへ戦車の供与を渋るドイツに批判殺到
Twitter/Michał Szułdrzyński

先日開かれた国防相会議で、ウクライナへ戦車を供与する決断を示さなかったドイツが、批判を浴びている。

 

ポーランドやバルト3国も批判

 

ポーランドのモラヴィエツキ首相は、ドイツがウクライナに戦車を供与しないことを強く非難、次のように述べている。

 

「ドイツの態度は受け入れられない。戦争が始まってもうすぐ1年になる。罪のない人々が毎日死んでいる」

 

バルト3国も、ドイツが戦車の供与に躊躇していると考え、今すぐに戦車をウクライナへ送るよう要求。ラトビアのリンケヴィチス外相は、「ロシアの侵略を止めるために(戦車が)必要だ」とツイートした。

 

エストニアとリトアニアの外相も、同様のツイートをしたという。

 

flickr_Combat-Camera-Europe

英元首相も「全てを与えるべきだ」

 

またウクライナの都市、ボロディヤンカをサプライズ訪問した、イギリスの元首相、ボリス・ジョンソン氏も、戦車を巡る論争について尋ねられ、次のような意見を述べた。

 

「今こそ強化し、ウクライナ人が仕事を終えるために必要な道具をすべて与えるべき時だ。(略)ウクライナの人々の苦しみは、あまりにも長い間続いている。この戦争を終わらせる唯一の方法は、ウクライナが勝つこと、そしてできるだけ早く勝つことだ」

 

ウクライナのゼレンスキー大統領も「ウクライナにレオパルト2の戦車を送るかどうかについての慎重さと、遅い意思決定が人命を犠牲にしている」と発言。

 

ウクライナ大統領府のMykhailo Podolyak氏も、「今日の優柔不断は、我々の仲間をさらに殺している。今日の優柔不断は、より多くの国民を殺すことになる。もっと早く考えてくれ」とツイートした。

 

フランスも主力戦車の供与を検討

 

一方、批判されているドイツのオラフ・ショルツ首相は1月22日、戦車などの武器納入に関する将来の決定は、アメリカを含む同盟国と協調して行われると述べたという。

 

ショルツ首相は記者会見で、ウクライナへの戦車提供について質問され、これまでのウクライナへの武器供与は、すべて西側のパートナーとの緊密な連携の下で行われてきたと述べた。

 

そんな中、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は1月22日、ドイツのショルツ首相との首脳会談において、ウクライナにフランス軍の主力戦車「ルクレール」を供与する可能性を排除しないと述べた。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Boris Johnson says Ukrainians should get ‘all the tools they need’ – as it happened(1/22)

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