「お先へどうぞ」仲間のために部屋のドアを開けるロボットがユニーク
アメリカでロボットの研究開発を手掛けている企業、「ボストン・ダイナミクス」が、ロボットの新しい動画を公開し、話題となっている。
ドアを押さえ、先に仲間を通す
その映像に登場するロボットは「SpotMini」。以前作られた「Spot」よりも小さいサイズで、4本足を使い犬のように動きまわるという。
しかも今回、紹介された「SpotMini」の特徴は、伸縮自在のアームを持っていること。実際に動画でも驚きの動きを見せている。
動画ではまずは一体のロボットが登場。しかし目の前には把手のついたドアがあり、その先へ行くことができない。
するとそこへ仲間の「SpotMini」が現れる。仲間のロボットの頭にはアームがついており、ドアを認識すると、それを伸ばし把手をキャッチ。すぐに回してドアを開けてしまう。
さらにドアが閉まらないよう押さえながら、仲間を先に行かせ、次に自分も部屋へと入っていった。
敏捷に動き、階段も登れる
「ボストン・ダイナミクス」によれば、この「SpotMini」は敏捷に動くこともでき、物体を掴むことや、階段を登ることもできるという。
また周りの風景を立体的に捉える3Dビジョンシステムを内蔵しており、搭載されたバッテリーを使って90分動き回ることができるそうだ。
今回の動画は2月12日にYouTubeに公開されたが、現在までに400万回以上も再生されている。
「ボストン・ダイナミクス」が以前紹介したロボットは、バク転もこなすなど驚異的な動きを見せたが、今後どのように進化していくのか楽しみだ。(了)
出典元:ABC News:Dog-like robot opens a door in mesmerizing viral video(2/13)
出典元:EveningStandard:Boston Dynamics robot dog opens door for its ‘friend’ in incredible viral footage which leaves viewers fearing ‘new robot overlords‘(2/14)