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サウジで発見された50cmもある古代の石斧、世界最大である可能性

サウジで発見された50cmもある古代の石斧、世界最大である可能性
X_@TSP_Geographic

サウジアラビアで大きな石の斧が発見され、さらに調査が進められている。

 

サウジアラビアの平原で発見

 

その斧は先史時代の手斧で、サウジアラビア北西部にあるQurh平原において、国際的な研究チームにより発見されたという。

 

斧は玄武岩でできており、幅は9.5cm、厚さは5.7cm。しかも長さが51.3cmもあるため、恐らくこの時代に発見された斧としては、世界最大の可能性があるそうだ。

 

手斧の両側は鋭利になっており、物を切断するのに使われた可能性が示唆された。

 

しかし、この石器がどのように使われたのか、またホモ・エレクトスやホモ・サピエンスなど、どの種がそれを作ったのかは、まだ明らかになっていない。

 

旧石器時代の前期または中期に製作か?

 

考古学者で、この発掘プロジェクトディレクターであるÖmer Can Aksoy氏は、「この道具がどれくらい古いものなのかも不明なままです。手斧の正確な年代を特定するには、さらに多くの研究が必要です」と語っている。

 

ただし、遺跡で発見された他の道具は20万年前に遡る可能性があるため、この手斧も旧石器時代の前期または中期に遡る可能性があるという。

 

研究チームのメンバー2人は、砂丘の表面に巨大な手斧が横たわっているのを発見。またそのエリアを掘削したところ、さらに13個の手斧を発見したそうだ。

 

ただし13個の手斧は形などが似ていたが、いずれも最初の斧より小さかったという。

 

Qurh平原では現在も調査が進められているが、2023年の調査期間は10月から12月になるため、2024年の春までには再開される予定となっている。(了)

 

出典元:Livescience:Ancient 20-inch-long hand ax discovered in Saudi Arabia may be world’s largest(11/25)

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