ケンブリッジ大学が「チンギス・ハーン」の調査で、モンゴルと共同研究へ
イギリスのケンブリッジ大学が、モンゴル帝国の「チンギス・ハーン」について、共同研究を進めることで合意した。
先月、モンゴル政府と合意
この共同研究はモンゴル政府と協力して行われ、深い調査を促進し、学術的な繋がりを強化することを目的にしているという。
またこの研究は、ケンブリッジ大学のモンゴル・内陸アジア研究ユニットが進める予定で、先月モンゴル政府と合意に至ったそうだ
モンゴルのノミン・チンバット文化大臣も「このプロジェクトが、次世代のモンゴル学者の育成に役立つことを期待しています」と述べている。
郵便サービスやパスポートも発明
「チンギス・ハーン」は、史上最大規模の領土を誇ったモンゴル帝国の創設者で、初代皇帝となり、1227年に亡くなった。
チンバット文化大臣によれば、「チンギス・ハーン」は、郵便サービスや最初のパスポートを発明し、宗教的にも非常に寛容だったという。
また彼は、中国や中央アジア、イラン、東ヨーロッパを残忍な方法で次々と征服していったが、同時に偉大な外交官、革新者、統治者でもあったそうだ。
チンバット文化大臣は「今回の研究提携によって、モンゴル帝国が世界中に与えた影響について、理解が深まることを期待しています」と述べている。
ケンブリッジ大学のデビッド・スニース教授も「この研究はすべて、神話の背後にある歴史的現実を探求することにある」と語っている。(了)
出典元:BBC:Cambridge University to explore legacy of Genghis Khan(12/6)