ロシアの宇宙飛行士がISSでの滞在期間の記録を更新、地球へ帰還
ロシアのコスモノート(宇宙飛行士)が、国際宇宙ステーション(ISS)での滞在期間の記録を更新し、無事に地球に帰還した。
累計で1111日間を過ごす
その宇宙飛行士とは、退役軍人のオレグ・コノネンコ氏(60)だ。彼は9月23日、ISSでの1年間の滞在を終え、無事地球に帰還したという。
コノネンコ氏は2008年以来、ISSへの5つの異なるミッションに参加。宇宙での滞在日数の総計を積み上げ、今年の2月には、宇宙滞在日数の累計最長記録、878日を上回ったそうだ。
そして今回、連続ではないものの、宇宙で1111日間を過ごし、累計の滞在記録をさらに更新したという。この記録は、今後何年も破られないと考えられている。
NASA astronaut Tracy C. Dyson returned to Earth today with Roscosmos cosmonauts Oleg Kononenko and Nikolai Chub landing in the steppe of Kazakhstan aboard the Soyuz MS-25 spacecraft. More pix… https://t.co/a2HXQmz1tZ pic.twitter.com/rA3MJdHpHL
— International Space Station (@Space_Station) September 23, 2024
ISSでの連続滞在記録も更新
今回、コノネンコ氏はロシア人の宇宙飛行士、Nikolai Chub氏と、NASAのトレイシー・コールドウェル・ダイソン氏らとともに、ロシアの「ソユーズMS-25」で地球に帰還したという。
コノネンコ氏とNikolai Chub氏は、国際宇宙ステーションで連続374日間という滞在記録を更新。またダイソン氏も184日間、宇宙に滞在し続けた。
👀📺🛰️Watch NASA astronaut Tracy C. Dyson depart the space station with Roscosmos cosmonauts Oleg Kononenko and Nikolai Chub at 4:37am ET on Monday live on @NASA+. Live coverage from farewell to landing begins at 12:45am. https://t.co/AqTtwYlW8R pic.twitter.com/fMfyuPhuQ9
— International Space Station (@Space_Station) September 22, 2024
コノネンコ氏は、これまでに累計で地球の周りを約1万7800回も飛行し、7回の異なる船外活動を通じ、宇宙空間で44時間以上を過ごしたそうだ。彼はISSを離れる際、次のように語っていた。
「友情を育んでくれた乗組員全員に感謝します。国際宇宙ステーションで大家族として一緒に仕事をし、一緒に過ごすことができて、とても楽しい時間でした。今、私は第二の故郷を離れるところです」
コノネンコ氏がまだ破っていない記録は、同じくロシア人宇宙飛行士のValeri Polyakov氏が「ミール宇宙ステーション」で達成した、437日間の連続宇宙滞在日数になるという。(了)
出典元:Livescience:Russian cosmonaut returns to Earth after completing record-breaking 1,111th day in space(9/27)