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ソロモン諸島で世界最大のサンゴを発見、年齢は推定300年

ソロモン諸島で世界最大のサンゴを発見、年齢は推定300年
Instagram/manusanfelix

南太平洋のソロモン諸島沖で、ナショナル・ジオグラフィックの探検隊が、巨大なサンゴを発見した。

 

海中に難破船のようなものを発見

 

探検隊は11月14日、ソロモン諸島周辺の海域を探索していた時、海中に難破船のようなものを発見したという。

 

そこでダイバーが海に潜り確認したところ、それが難破船ではなく、巨大なサンゴだと判明。すぐに世界最大のサンゴだと確認されたそうだ。

 

このサンゴは年齢が300年と推定されており、過去数世紀にわたる海の状況に関する貴重な情報が記録されているという。

 

 

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大きさはシロナガスクジラほど

 

これまで最大のサンゴは、アメリカ領サモアにある「Big Momma」だが、今回見つかったサンゴは、それより3倍も大きいという。

 

実際、「Big Momma」はキリンほどの大きさだが、今回発見されたサンゴは、シロナガスクジラほどもあるそうだ。

 

南太平洋の数百の島々からなるソロモン諸島は、珊瑚海に隣接しており、地球上で2番目に多様なサンゴが生息。知られているだけでも、490種以上あると言われている。

 

ソロモン諸島漁業海洋資源省のロニー・ポサラ氏によれば、そもそもサンゴは気候変動の影響に対する重要な防御手段であり、強力な波や嵐から守る緩衝地帯として機能しているという。

 

しかし近年、白化現象を引き起こす地球温暖化により、サンゴは絶滅の危機に瀕しているそうだ。

 

ユネスコによると、現在のレベルの温室効果ガスが排出され続ければ、世界遺産29カ所にある、全てのサンゴ礁が今世紀末までに存在しなくなるという。(了)

 

出典元:ABC News:World’s largest coral discovered off the Solomon Islands(11/16)

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