イングランドにある古代ローマの砦から、特大サイズの革靴を発見

Facebook/The Vindolanda Trust
イングランド北部にあるローマ時代の砦から、特大サイズの革靴が発見され、考古学者らを驚かせたという。
靴底が32センチの靴も発見
考古学者らは今年の5月、イングランド北部の「ハドリアヌスの長城」沿いにある砦、「マグナ」の防御溝を発掘していたという。
その時、長さ11.8インチ(約30センチ)を超える、巨大な古代の革靴を数点発掘したそうだ。そのうちの1つの靴底は、長さが12.6インチ(32センチ)もあったと言われている。
その防御溝には水が張られており、この状態が酸素のない環境を作り出し、革靴の良好な保存状態を保っていたという。

子供から大人用まで32足の靴を発見
研究者たちは現在、この超特大サイズの靴を8足所持しており、これは遺跡で発見された総数の4分の1に相当する。
また声明によると、発掘調査が進められた結果、「マグナ」の防御溝には子供用から大人用まで様々なサイズの靴が合計32足含まれていたという。
「ハドリアヌスの長城」は西暦122年頃に、ローマ帝国の北限を定めるために建設され、「マグナ」の砦は別の砦「Vindolanda」から西へ約11km離れた場所にある。
そして「Vindolanda」でもこれまでに靴が発見されたが、「マグナ」で見つかった靴は、それらよりもはるかに大きかったそうだ。(了)
出典元:Livescience:8 ancient Roman shoes of ‘exceptional size’ discovered at Roman fort near Hadrian’s Wall(7/3)