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キリスト降誕の像、3Dプリンターで作った細胞サイズのレプリカがスゴイ

キリスト降誕の像、3Dプリンターで作った細胞サイズのレプリカがスゴイ
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人間の目で見ることができないほど小さな「キリスト降誕」の像が、昨年の12月に作られたのをご存知だろうか。

 

キリスト像は細胞より小さい

 

その像は「Nano Holy Family」と名付けられ、リトアニアの街、ビルニュスの大聖堂広場にある「キリスト降誕」の像を模して作られたレプリカとされている。

 

そこには赤ん坊のキリストや母のマリア、父(養父)のヨセフ、東方の三賢人(メルキオール、カスパー、バルタザール)、3人の羊飼い、ラクダなど合計15体の像が飾られているという。

 

しかし驚くのはその大きさだ。実はこの「Nano Holy Family」は人間の目で見ることができないほど小さく、なんと針の穴の中に設置されているそうだ。

 

しかも人間の細胞の直径が約50マイクロメーター(平均で20マイクロメーター)とされているが、赤ん坊のキリストの像は直径が12.5マイクロメーター、長さが22.822マイクロメーターしかなく、細胞よりも小さい。

 

また全ての像はディスクの上に載っているのだが、その直径も300マイクロメーターしかないという。

 

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レーザーで正確に彫り上げる

 

この驚くべき像を作り上げたのは、リトアニアのVilnius Gediminas工科大学とVilnius大学レーザー研究センターなどの教授と学生からなる30人の研究チーム。

 

彼らはまず大聖堂広場で実物の「キリスト降誕」の像をスキャンし、その後2017年12月に15体の像を3Dプリンター技術で作り上げたとされている。

 

YouTube/LinkMenų fabrikas

 

この像のレプリカはプラスチックの塊でできており、レーザーによって実物を正確に再現し、彫刻されたそうだ。

 

研究者によれば、3Dファブリケーションの技術を使えば、想像しうるどんなものでも究極の正確さ(解像度)で、ミクロの構造物に作り上げることができるという。

 

またレプリカは5つ作られ、そのうちの1つはローマ教皇・フランシスコにプレゼントされたと言われている。

 

細胞レベルの構造物を3Dプリンターで作れるようになっているとは、驚異的な技術といえるだろう。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Jesus depicted smaller than a human cell: The nativity scene so tiny it can fit inside the eye of a needle and is only visible by microscope(12/28)

出典元:VGTU:The World’s Smallest Nativity Scene Created in Lithuania(1/2)

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