AIにより子犬のように学習し成長していく、米で開発された犬型ロボットがユニーク
3Dプリンターで作られ、ドーベルマンのような顔をした、賢いロボットが完成し、動画が公開されている。
異なった言語を認識することも可能
このロボットの名前は「Astro」。人工知能を搭載し、「お座り」や「立て」「伏せ」などの命令に従うことができるという。
しかも数千のものシナリオを覚えることで、さらに新しいこともできるとか。
実際、開発者は将来、「Astro」が異なった言語や手の合図を認識し、人間や他の犬も理解できるようになり、ドローンと組み合わせることも可能になると考えている。
またこのロボットは、爆弾など禁止されている物を検知することで警察を手伝ったり、災害現場へ真っ先に投入されたり、また将来ガイドドッグとして働いたりもできるようになるという。
経験することで子犬のように学んでいく
このロボットを開発したのは、フロリダ・アトランティック大学、機械知覚認識ロボット工学研究室の研究者たち。
彼らによれば、「Astro」の頭部にはコンピューターが搭載されているが、あらかじめプログラムが組まれる代わりに、ディープラーニングとAIの技術を使い、実際の子犬のように学んでいくという。
そして「ディープ神経ネットワーク」と呼ばれる脳を模した部分は、数千もの異なった経験によってトレーニングされることで、人間が行うようなさまざまな有益な仕事をこなせるようになるそうだ。
実際、脳は複数の「Nvidia Jetson TX2」と呼ばれるグラフィック処理ユニットによって動き、これは1秒ごとに4兆回もの計算を行うことができるとされている。
また「Astro」には、リアルタイムで環境に適応できるよう、カメラや指向性マイクロフォン、ガスセンサー、レーダー撮像などを含む十数個のセンサーが取り付けられており、ごつごつした地形でも進むことができるという。
なんともユニークな形だが、このロボットが将来、どんな風に成長するのか楽しみだ。下の動画も是非、ご覧いただきたい。(了)
出典元:MailOnline:Who is a good boy? Black Mirror-like robodog ‘Astro’ responds to commands such as ‘sit’, ‘stand’ and ‘lie down’ and could one day recognise multiple languages(8/15)
出典元:Futurism:This Boston Dynamics-Esque Bot Has Horrifying, Human-Like Eyes(8/15)