ロシアの遺跡からiPhoneを発掘?ユニークな古代の装飾品が話題に
ロシアにある遺跡から、スマートフォンにそっくりな装飾品が発見されていたことが判明し、注目されている。
埋葬地で女性の骨を発見
その遺跡とはアジア中央部・トゥバ共和国にある「Ala-Tey」。ここは年に数週間だけ水の底から現れる遺跡で、ロシアのアトランティスとも呼ばれているという。
この遺跡にある埋葬地を調査した考古学者のPavel Leus氏は、古代の女性の骨を発見。その女性を「ナターシャ」と名付けた。
しかも驚くことに「ナターシャ」の遺骨のそばには、なんとiPhoneにそっくりな装飾品が見つかったそうだ。
ベルトに飾られた硬貨で年代を特定
この装飾品は縦が9cm、横が18cmもあり、表面にはトルコ石やカーネリアン(紅玉髄)、真珠母などが埋め込まれていたという。
無論、これはスマートフォンではない。Leus氏によれば、これは黒玉(こくぎょく:褐炭の1種)でできたベルトのバックルだという。
またそばで発見された女性のベルトには、中国の硬貨である「五銖銭」が装飾されており、これにより年代を特定。最初に鋳造された2137年前まで遡ると推定されたそうだ。
これらの装飾品は2016年に発見されていたのだが、今回Leus氏が過去数年間の調査をまとめ、発表したことで明らかになった。(了)
出典元:The Siberian Times:Archeologist in awe at 2,100 year old iPhone-like belt buckle unearthed in Atlantis grave in Tuva