「スターシップ」のプロトタイプ、打ち上げ試験で垂直着陸に成功【動画】
アメリカのスペースX社が開発したロケットのプロトタイプが打ち上げられ、見事垂直着陸に成功した。
底部から炎が上がるも成功
スペースX社は5月5日、「スターシップ」と呼ばれるロケットのプロトタイプ「SN15」のテスト飛行を行った。
「SN15」は打ち上げられてから、順調に高度10km地点に到達。その後、落下し、垂直着陸の準備に入った。
やがて「SN15」は。ほぼ真っ直ぐに地面に向かって降下。その後ロケット底部から炎が上がるが、それらはまもなく消え、見事に垂直着陸に成功した。その瞬間の様子がこちら。
月や火星に人間に運ぶロケット
「スターシップ」はスペースX社が、月や火星に人間及ぶ物資を運ぶために開発を続けているロケットだ。
今回のプロトタイプは高さが750フィート、15階建てのビルの高さに相当し、3つの強力な「ラプターエンジン」を搭載している。
しかしこれまでのプロトタイプ「「SN8」「SN9」「SN10」「SN11」は、いずれもテストで垂直着陸に失敗、爆発炎上している。
今回、エンジニアたちは以前のプロトタイプから、構造や航空電子技術、ソフトウェアにわたって改良し、「SN15」のテストフライトに臨んだという。(下はテスト全体を映した動画になる。打ち上げは6分30秒頃から)(了)
出典元:CNBC:SpaceX’s Starship prototype rocket SN15 successfully lands after test flight(5/5)