インドの砂漠地帯で巨大な地上絵を発見、世界最大のジオグリフか
インドの砂漠地帯で、地上絵と思われる痕跡が見つかり、注目を集めている。
幾何学模様が描かれた8つの場所を特定
この調査を行ったのは、フランスの研究者である、Carlo Oetheimer氏とYohann Oetheimer氏の父子だ。
彼らはグーグルアースなどを使い、インドのタール砂漠を綿密に調査。その結果、ジオグリフと思われる幾何学的な線が描かれた8つの場所を特定したという。
また現地で収集したデータと、ドローンで撮影した映像から、ボハ村周辺で、図形模様の特徴が明らかになったそうだ。
巨大な螺旋とヘビの形、波が描かれる
ボハ村にある図形のうち、際立った2つの幾何学的な図形、つまり巨大な螺旋と隣接する異形のヘビの線は、前後がUの字になった波のような直線の集まりとつながっていたという。
この3つの図形は20.8ヘクタールにも広がっており、これまで観測された48kmの線の半分以上を占めていた。
図形の要所には印となる石が置かれていたことから、精巧なデザインを作るために、面積を測定する知識が使われたと考えられている。
これらの図形は少なくとも150年以上も前に描かれたとされ、周りにあるヒンドゥー教の記念碑(石)と何らかの関連があると考えられるそうだ。
ちなみにペルーにあるナスカの地上絵の方がキャラクターも多く、最大で300種もあるが、インドでの幾何学的な線は、ナスカの線よりも圧倒的に長いとされ、人類が描いたものとしては最大となる可能性もあるという。(了)
出典元:Science Direct:New enigmatic geoglyphs in the Indian Thar Desert: The largest graphic realizations of mankind?
出典元:MailOnline:Forget the Nazca lines! Huge spiral covering 100,000 square metres found in India’s Thar desert may be largest drawing EVER made, experts say(5/25)