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月に原子炉を設置、NASAが具体化へ

月に原子炉を設置、NASAが具体化へ
NASA

月に再び人を送り込み、宇宙開発拠点を作ろうというNASAのアルテミス計画。その一環として研究されていた月面原子炉が、いよいよ具体的になってきた。

 

原子炉メーカーへ入札開始を告知

 

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、11月19日、月面で稼働させる原子炉システム「fission surface power system」の製造メーカーを決めるため、一般競争入札を開始。詳細を政府のサイトで公表した。

 

NASAはアルテミス計画の最終段階として、月面に基地を建設し、そこに人を最長2ヶ月間居住させることを考えている。そこで問題になるのが、エネルギー供給だ。

 

月面では、夜が14日間も続く場合がある。太陽光発電だけでは、大規模な基地のエネルギーを賄うことができない。

 

この問題を解決するのが、空気のないところでも稼働する原子炉。NASAによれば「原子炉と、太陽光発電パネルやバッテリー、燃料電池などを併用すれば、探査機の動力や実験に必要なエネルギーを供給できるだけでなく、水をはじめとした生命維持に必要なものを生成できる」とのこと。

 

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地球から運ぶ小型原子炉

 

この原子炉システムは、米国エネルギー省の原子力研究施設で、NASAとアイダホ国立研究所が共同で研究してきたもの。地球上で発電に使われる原子炉より遥かに小さく、横幅4m×長さ6mの円筒形の筐体に納まってしまうらしい。重さは6000kg以下と想定されているようだ。

 

NASA

 

原子炉は地球で組み立てられ、ロケットで運ばれる。月面では、メンテナンスまで含めて全自動で稼働。外部電力は一切使わず、人が操作する必要もない完全な自律型となるそう。

 

NASA宇宙技術ミッション局(Space Technology Mission Directorate)のJim Reuter氏はメディアにこう話す。「豊富なエネルギーは、今後の宇宙開発の鍵になるでしょう。この原子炉システムが、月での、そして火星でのエネルギー供給の基本となることに期待しています」(了)

 

出典元:euronews.next:NASA wants to put nuclear reactors on the Moon to power a future manned base(11/22)

出典元:CNBC:Why NASA wants to put a nuclear power plant on the moon(11/15)

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