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カナダで植物由来の新型コロナ・ワクチンを開発、デルタ株にも75%の有効性

カナダで植物由来の新型コロナ・ワクチンを開発、デルタ株にも75%の有効性
Twitter/Medicago

カナダ初の国産ワクチンが開発され、臨床試験の中間結果で新型コロナウイルスに対する高い有効性が示されたという。

 

デルタ株にも有効性が75%

 

そのワクチンを開発したのは、カナダのケベック市に本社があるバイオ製薬会社「Medicago」と、イギリスとアメリカの製薬大手「GlaxoSmithKline(GSK)」社だ。

 

両社は植物由来のワクチンを開発、すでに2万4000人以上が参加した第3相臨床試験を行っており、12月7日にその中間結果をリリースで発表した。

 

それによれば、このワクチンは新型コロナの全ての株に対しての有効性が71%あり、デルタ株によるあらゆる重篤な症状に対しても、有効性が75.3%と高い値を示したという。

 

ただし現在、懸念されているオミクロン株について、本臨床試験中にはまだ感染が広がっていなかったそうだ。

 

有害事象(副反応)も報告されず

 

この結果を受け、両社は現在、カナダの保健省への最終的な承認申請に向けて準備を進めており、近く使用許可が下りるのではないかとの期待が高まっている。

 

このワクチンは植物由来で、コロナウイルスに似た物質から作られているという。ただしウイルス自体の遺伝物質は含まれず、一方GSK社による免疫反応を高めるための補助・増強剤(アジュバント)は含まれているそうだ。

 

このワクチンの第3相臨床試験において、ワクチン接種群ではCOVID-19の重篤な症例は報告されなかった。

 

また、関連する重篤な有害事象(副反応)も報告されておらず、注射による反応は軽度から中等度で、一過性のものであり、症状は平均して1日から3日程度しか持続しなかったという。

 

世界初の新型コロナ・ワクチン

 

「Medicago」社のBrian Ward氏によれば、もし承認されれば、このワクチンは世界で初の新型コロナに対する植物由来のワクチンになるという。

 

またWard氏は、CBCニュースのインタビューの中で「まだワクチンを接種していない人のために接種回数を増やすだけでなく、追加接種が必要な人のためにも、私たちのワクチンの重要なニーズがあると思います」と述べている。

 

ただし今回の臨床試験の中間結果では、まだ重症化に対する防御レベルが具体的に示されておらず、ワクチン効果の持続性など、見極める課題も残っているようだ。(了)

 

出典元:CBC:Canada’s first homegrown COVID-19 vaccine shows high efficacy(12/7)

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