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豪の海草が巨大な植物だったと判明、1つの種子から4500年かけて広がった可能性

豪の海草が巨大な植物だったと判明、1つの種子から4500年かけて広がった可能性
Twitter/Gatsby Plant Science Education Programme

地球上で最大の植物として知られる海草が、オーストラリア沖で発見された。

 

約200平方キロメートルまで広がる

 

西オーストラリア州にある海中の大きな草原が、実は一つの植物であることが、遺伝子検査によって判明した。

 

その植物とは「リボンウィード」として知られる海草で、少なくとも4500年かけて一つの種子から広がったと考えられている。

 

西オーストラリア大学の研究者によると、この海草は約200平方キロメートル(77平方マイル)を覆っているという。これはマンハッタンのおよそ3倍の広さとなる

 

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新芽を採取、遺伝子マーカーを調査

 

そもそも研究チームは、オーストラリアの海岸沿いでよく見られる、「リボンウィード」の遺伝的多様性を理解することを目的としていたそうだ。

 

そこで彼らは、西オーストラリア州の州都・パースの北約800キロにあるシャーク湾内全域から新芽を採取。1万8000個の遺伝子マーカーを調べ、それぞれのサンプルから「指紋」を作成した。その結果、偶然1つの植物であることを発見した。

 

この研究の主執筆者であるジェーン・エッジロー氏は、次のように語っている。

 

「その答えは、私たちを驚かせました。たった1つの植物がシャーク湾で180km以上に広がり、地球上で最も大きな植物となったのです。この植物は、湾内の荒々しく変化する条件の場所で成長しました。その丈夫さにも注目すべきです」

 

研究者の一人であるエリザベス・シンクレア博士は、「ほとんどの植物にとって通常大きなストレスとなるような、幅広い温度や塩分、極端な高照度条件などを経験し、本当に回復力があるように見えます」と述べている。

 

この植物は通常、1年に最大35cmの割合で芝生のように成長するという。研究者たちは、この種が、このようにして現在の大きさにまで広がるのに、4500年かかったと推定している。

 

この研究は、学術誌「Proceedings of the Royal Society B」に掲載された。(了)

 

出典元:BBC:World’s biggest plant discovered off Australian coast(6/1)

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