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非常にレアな「夜光雲」が、サンフランシスコ上空に出現

非常にレアな「夜光雲」が、サンフランシスコ上空に出現
Twitter/Rain Hayes

とても珍しい雲が、アメリカの上空に現れ、その写真が撮影された。

 

気象学者も驚き、写真をシェア

 

その雲とは「夜光雲」と呼ばれ、12月16日の早朝(現地時間)、カリフォルニア州サンフランシスコのベイエリア上空に出現したという。

 

地元の女性写真家であるレイン・ヘイズさんが、その様子を撮影。SNS上に写真を投稿した。

 

 

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の気象学者、ダニエル・スウェイン氏もその写真をシェアし、次のように投稿している。

 

「今朝、サンフランシスコ・ベイエリア上空で夜光雲と思われるものを捉えた、見事な写真!このような雲は、この緯度で、また冬に起きるのは非常に珍しい。この雲は、地球で最も高く乾いた雲で、約50マイル(約80km)上空の中間圏で形成されます。すごい!」

 

アメリカの国立気象局も、「夜光雲」が日の出前にベイエリアに現れたことを認めている。

 

「極中間圏雲」とも呼ばれる

 

「夜光雲」は通常、地球の両端、つまり北極と南極で見られ、アメリカでは、西海岸と太平洋岸北西部にしか現れないそうだ。

 

またNASAによると、「夜光雲」は「極中間圏雲」とも呼ばれ、地表から47~53マイル(76~85km)の高さに形成されるという。

 

そこでは、大気の循環によって空気が上方に押し上げられ、膨張して冷却される。そして水蒸気は雲に閉じ込められ、凍って氷の結晶となり、流星のように塵が流れていくそうだ。

 

「夜光雲」は、大気が暖かくなる春の終わりから初夏にかけて発生するのが一般的とされている。(了)

 

出典元:MailOnline:‘World’s rarest clouds’ captured in early morning sky over San Francisco Bay area as scientists claim increase in strange cloud sightings may be related to high number of rocket launches(12/18)

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