火星にドーナツ?NASAのローバーが穴の開いた岩を発見
NASAの探査ローバー「パーサヴィアランス」が、火星で不思議な形をした岩を発見した。
非常に大きな隕石の可能性
「パーサヴィアランス」が見つけたのは、真ん中に穴の開いた、ドーナツのような形をした岩だ。
それは灰色をしており、撮影された写真から判断すると、非常に大きい可能性があるという。
またそれは単なるドーナツのそっくりさんではなく、火星の歴史、4 6億年のある時点で地上に墜落した隕石の可能性があるそうだ。
#PPOD: @NASAPersevere took a picture using the SuperCam Remote Micro-Imager on 23 June 2023 of a donut-shaped rock off in the distance, which could be a large meteorite alongside smaller pieces. Credit: @NASA @NASAJPL @Caltech @LosAlamosNatLab @CNES @IRAP_France @mars_stu pic.twitter.com/9EFTr5tlno
— The SETI Institute (@SETIInstitute) June 26, 2023
火星では隕石が落下する機会が多い
「地球外知的生命体探査」はツイッターで、「@NASAPersevereが、2023年6月23日にSuperCam Remote Micro-Imagerを使って、遠くにあるドーナツ型の岩の写真を撮った」と投稿した。
隕石とは、惑星の大気圏を通過して地上に落下した宇宙岩石を指す。その大きさは塵から小惑星までさまざまだが、火星の大気は地球の100倍以上も薄いため、地上に落下するチャンスが多いという。
また探査ローバーの「パーサヴィアランス」は2021年に火星に到着して以来、過去の有機物の証拠や急流の痕跡など、多くの重要な発見をしてきたそうだ。
着陸直後には、小さな隕石を発見し、それをレーザーで「ザッピング」してさらに詳しく調べたが、現在もさまざまな仮説が立てられている。
当サイトでも、NASAの探査ローバーが撮影した、魚の骨のようなものが突き出した写真について記事にしている。そちらも是非、ご覧いただきたい。(了)
出典元:METRO:Nasa rover Perseverance makes ‘strange’ discovery on Mars(6/28)