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100人以上死んでいるという危険な海の小道がイギリスに

100人以上死んでいるという危険な海の小道がイギリスに
Wikipedia/The Broomway

イギリス・イングランド北東部エセックス県の海岸と、Foulness島の間には「The Broomway(ほうきの道)」と呼ばれる小道がある。浅瀬に出来た自然の道で、600年以上前からあり、これまでに100人以上の命を奪っているという言い伝えがある。

 

イギリスの最も危険な小道

 

この道「The Broomway」に関する記録は、1419年にまで遡る。当時Foulness島に行くには、長さ9.7kmのこの道を通るしか方法がなかったそうだ。

 

道と海面との区別をつけるため、要所要所に木のポールが立ててあるが、昔はこれがほうき(broom)だった。「The Broomway(ほうきの道)」という名前はそれに由来している。

 

ポールが示した道の中を歩くぶんには安全なのだが、そこから外れると命取りだ。周囲の浅瀬の底は泥沼のような状態で、人の体をすっぽり飲み込んでしまうような場所もあるそうだ。また、足を取られて動けなくなったまま、満潮の時が来て溺れ死んだ人もいるらしい。

 

晴れた日なら、ポールを見失うことはないだろう。だが、霧が出たり、雨になったりしたときは、知らずに道を外れる可能性は高い。こういったことから、この道は「イギリスで最も危険な小道」と言われ、「The Doomway(破滅の道)」というニックネームが付けられている。

 

現地の埋葬記録を調べた海外メディアによれば、1600年以降、少なくとも66の遺体が「The Broomway」付近の浅瀬から出ているとのこと。行方不明者の数から推測して、もっと多くの遺体が未発見のままだと考えられている。

 

 

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今も歩く人がいる

 

現在は橋がかかり、Foulness島に行くのに「The Broomway」を使う必要はなくなった。だが、海外メディアによれば、冒険やスリルを求めて今でもここを通る人がいるそう。

 

 

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Foulness島は軍の演習地で、「The Broomway」も軍の所有となっているが、意外なことに、通行禁止ではないらしい。ただ、一般人が通れる日は限られているとのこと。(了)

 

出典元:Odditycentral:The Doomway – Britain’s Deadliest Footpath Has Claimed Over 100 Lives(12/8)

出典元:Wikipedia:The Broomway

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