交通監視カメラの視界をふさぐクールなカモメが人気者に
交通情報は大事だが、面白味があるとは言えないだろう。英国・ロンドン交通局のTwitterアカウントもその例に漏れず、道路状況に関する退屈なツイートが並んでいる。
だが、最近投稿された交通監視カメラの映像には、異常な注目が集まり、海外ニュースメディアが記事として取り上げるという事態になっている。
カメラの視界をふさぐカモメ
話題の映像は、ロンドンのブランズウィック・ロードに設置された監視カメラからのものだが、カメラの前に立ち塞がったカモメのせいで、肝心の道路がよく見えない。
Due to popular demand, a quick update from our reporter just north of the Blackwall Tunnel….. pic.twitter.com/NxKVMqGca3
— TfL Traffic News (@TfLTrafficNews) April 30, 2019
カモメの飄々とした様子が笑いを呼び、投稿後1日で再生回数6000回を超えてしまった。
頻繁にやってくる2羽
監視カメラの前にカモメがやって来るようになったのは、動画が公開された前日、4月26日かららしい。26日に画像を公開したところ、交通局のツイートとしては異例の数の「いいね」が付いた。
Happy Monday… pic.twitter.com/LrgCGeSsmr
— TfL Traffic News (@TfLTrafficNews) April 29, 2019
そしてカモメは翌日も現れた。翌日の写真には150を超えるコメントが付いた。
Guess who's back?! pic.twitter.com/stTdK8JMoL
— TfL Traffic News (@TfLTrafficNews) April 30, 2019
予想していなかったカモメの人気に驚いた交通局は、続けて動画も公開することとなった。
やって来るのは、どうやら同じ2羽のカモメらしい。交通局はそれぞれに「Graeme(グレーム)」「Steve(スティーブ)」という名前を付けている。
Our cameras usually give us a bird’s eye view of traffic across London, but we’d like to thank our new colleagues Graeme and Steve for helping out at beak times. pic.twitter.com/lsIDhD8nL2
— TfL Traffic News (@TfLTrafficNews) May 1, 2019
我々のカメラは、通常ならロンドンの交通を俯瞰できるのだが、新しく加わった同僚のグレームとスティーブがピークの時間に助けてくれるので、お礼を言いたい。(beak timeはpeakとbeak/くちばしをかけたダジャレ)
カモメと一口に言っても50近い種類があるそうだ。交通局のカメラに映っているのは、そのうちのセグロカモメと呼ばれる種。海外メディアの取材を受けた鳥類の専門家・Kenn Kaufman氏はこう言っている。
この鳥はセグロカモメの成鳥です。セグロカモメは頭が良く、辛抱強さがあり、環境に適応して生きていく力がずば抜けています。
ロンドンには、街中にも、四季を通じて多くのセグロカモメがいます。なので、交通監視カメラの前に現れたとしても、それほど驚くこととは言えないでしょう。
カモメは海にいるもの、というイメージがあるが、実際には内陸部にいる時間の方が長いという。(了)
出典元:Lad Bible:Seagulls Keep Landing In Front Of A London Traffic Camera And It’s Great(5/1)
出典元:Mashable:Who’s that sassy bird photobombing a London traffic webcam? A deeper look.(5/2)