最適な構造をコンピュータで算出し、積み上げたドーナツ3100個が世界新記録に
積み上げたドーナツの高さのギネス世界新記録が、南アフリカのヨハネスブルグで樹立された。
3100個を積み上げた
新記録を打ち立てたのは、南アフリカにあるユダヤ人コミュニティの一つ「Jewish Life Centre」に集まった人たち。ユダヤ教の年中行事である「ハヌカー(Chanukah)」にちなんだイベントとして、ドーナツ積み上げ記録への挑戦が行われた。
ギネス世界記録として認定されたドーナツの山は高さ152cm。使われたドーナツの数はなんと3100個。
積み上げ方をコンピューターで算出
今回の挑戦には、建築家と構造工学の研究者が協力している。
様々な積み上げ方の案が出され、数種類のコンピュータソフトでシミュレーションが行われた結果、最も崩れにくく、高く積めるのはピラミッド型であるという結果に至った。
ドーナツは伝統的な食べ物
世界記録挑戦の当日、同センターに集まった人たちは、数時間ごとの交代制で、朝9時から午後4時までドーナツを慎重に積み上げた。
予定通りに積まれた山は、ギネス認定委員によって高さが計測され、152cmの新記録達成が認められた。
その後3000個のドーナツは、イベント会場を訪れた人たちに配られたほか、ユダヤ人の生活支援団体である「The Jewish Helping Hand」と「Yad Aharon」に寄付されたとのことだ。
それにしても、なぜユダヤ教の行事にちなんだイベントでドーナツなのか?
同センターのKasriel Kay氏によれば、その2つには深い関係があるとのこと。ユダヤ教の行事「ハヌカー((Chanukah)」は8日間続く祝い事で、期間中は油で調理したものを食べる決まりがある。ドーナツはその中でも、最も伝統的な食べ物なのだそう。(了)
出典元:UPI:Nearly 60-inch-tall doughnut tower breaks Guinness record(5/8)
出典元:Guinness World Records:Sweet taste of success as more than 3,000 doughnuts are stacked to form record-breaking tower(5/8)