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ジョージア州にある「人形首ハイキングコース」がおぞましい

ジョージア州にある「人形首ハイキングコース」がおぞましい
flickr/Marcus O. Bst

米国ジョージア州最大の都市アトランタの郊外に、「世界で最も不穏な」と言われるハイキングコースがある。

 

それは「Doll’s Head Trail(ドールズ・ヘッド・トレイル)」と呼ばれており、日本語にすると「人形首ハイキングコース」といった感じになるだろう。

 

全長約2.4kmのコースには、人形の首を使った奇怪なオブジェのようなものが、あちこちに飾られている。

 

flickr/Marcus O. Bst

大都市付近の自然公園内に

 

このコースがあるのは、アトランタ市の中心部から数キロしか離れていない自然公園「Constitution Park」の中。19世紀には広大なレンガ置き場だったらしいが、今では湖沼が出来、野鳥やシカなどの野生動物が棲みつく森になっている。

 

もちろん自然を満喫できる場所としても親しまれている公園だが、何といっても、奇怪なハイキングコースがあることでアメリカ国内外に名が知れ渡っているそうだ。

 

flickr/Marcus O. Bst
flickr/Marcus O. Bst

人形の頭は誰が置いた?

 

最初はただのハイキングコースだったところに、人形の頭を初めて置いたのは、アトランタに住むJoel Slatonさんという大工さんだ。

 

それから後、訪れたハイカーたちが同じようなオブジェを次々に作って残した。海外メディアにインタビューされたSlatonさんは、2011年2月から一種のジョークとして始めた、と話している。

 

公園の中を歩いている途中、捨てられた人形や自転車、電気製品や自動車の部品なんかを見つけたんです。それが、最初のオブジェの材料になりました。

一種のジョークのつもりで始めたんです。森の奥まで入ってくる常連のハイカーたちだけに向けたジョークでした。その後、市が大規模な川の清掃を行ったので、人形のゴミがいくつも出ました。他にも、何年にもわたって森に不法投棄されたゴミもありました。そういったものがオブジェの材料になっているんです。

 

flickr/Marcus O. Bst

 

コースに置かれた数々の人形の頭は、今では誰の手によるものか分からない。それはパブリックアートだ、とSlatonさんは言う。

 

今では、誰とも知れぬ人たちが作ったパブリックアートになっています。壊されたり、持って行かれたりもしていますが、幸いなことに写真がオンラインに残っています。ハイカーたちの良心が、これからもこのコースを何とか守ってくれるでしょう。

(了)

 

出典元:Odditycentral:Doll’s Head Trail – Probably the World’s Creepiest Hiking Trail(10/2)

出典元:CNN:Possibly the strangest hike you’ll ever take(8/15)

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