「リアル・ライトセーバー」か?ユーチューバーがそっくりな炎の剣を開発
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エンジニア兼ユーチューバーのある男性が、映画『スターウォーズ』に出てくる「ライトセーバー」そっくりな剣を作り上げた。
摂氏2200度で燃焼する剣
その男性とは、カナダに住んでいるJames Hobsonさんだ。
そもそも映画での設定では、「ライトセーバー」はプラズマの刃となっており、何らかの物体に接触した時にのみ膨大な熱エネルギーを放出し、その物体を切断するとなっている。
そしてHobsonさんは友人のDave BonhoffさんやIan Hillierさん、Darryl Sherkさんと共に、プラズマをベースとした剣を制作。見た目が「ライトセーバー」そっくりのものを作り上げた。
これはライトセーバーというより、摂氏2200度で燃焼する剣で、コマンドに応じて伸びたり縮んだりして、格納までできるが、映画のように物体を一瞬で切ることはできない。
ただ、それでも時間をかけて鋼などを切断できるという。
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液化石油ガスと酸素を使用
Hobsonさんによればこの剣には、液化石油ガスと酸素とを使用。それらの組み合わさったものが「層流ノズル」に送られ、層流を介して液体がスムーズに流れ、過熱プラズマに変わるという。
またこれは電源として、高エネルギーのガスの流れを制御できる回路を備えた、特注のバックパックに接続されている。
これらのテストと微調整を繰り返し、ライトセーバーのビームと同じ直径と長さのプラズマジェットを放出できたそうだ。
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また混合物に化学物質を追加することで、さまざまな色を作ることができるらしい。実際に、塩化ナトリウム(食卓塩)を加えるとビームが黄色に変色。
ホウ酸は緑色になり、塩化ストロンチウムは赤くなり、さらに塩化カルシウムを加えると琥珀色の強さが増すという。(了)
出典元:MailOnline:Engineer creates the world’s first real-life retractable ‘Star Wars’ lightsaber that burns at over 4,000°F and can slice through METAL(10/12)
出典元:NYPost:YouTuber creates real-life ‘Star Wars’ lightsaber that slices steel(10/13)